ハンディー3Dスキャナは、5年前とは精度が段違いで上がっており、5年前では手持ちでの3Dスキャンではcm単位の精度でしかスキャンできなかったものが、今ではmm単位でのスキャンが可能になっているだけでなくスキャンのスピードも早く、車1台スキャンするのもアッと言う間で、遺跡などの3Dスキャンにも活躍しています。
ただ精度を上げようとすると、スキャン対象のものの下処理や、照明の当たり方の調整やキャリブレーションと言ったスキャンを始めるまでの下準備が色々と大変だったりするのですが、今回紹介する3Dスキャナ「Deeptech3D」であれば簡単にすぐに3Dスキャンを始める事が出来ます。
最大0.02mmの精度でスキャン

今回紹介する3Dスキャナ「Deeptech3D」では、最大0.02mmと言う高精度で3Dスキャンする事が出来るのが特徴になります。
一般的にハンディータイプの3Dスキャナの場合、LiDARセンサーによってスキャン対象物までの距離を計測し、3Dスキャナに内蔵された9軸センサーによって3Dスキャナがどう動いたのか、どれだけ動いたのかを把握しLiDARセンサーからの情報を元にスキャンしたデータを立体的に処理して行くのですが、9軸センサーと言うのはそれほど精度が高いものではなく、10cm四方程度のものをスキャンするのであればミリ単位の精度でスキャンする事も可能なのですが、大きなものをスキャンするとなると誤差が出て来ますので、何かしらの3Dスキャナの位置を補正する為の装置などが必要になって来ます。
そこでハンディー3Dスキャナでよく用いられるのがマーカーで、製品に付属するマーカーをスキャン対象物に貼り付ける事で、決まった大きさのマーカーから位置の補正が出来るため、この「Deeptech3D」でも最大0.02mmと言う精度で3Dスキャンを行う事が出来る様になっています。
クイックスキャン

次にいくら細かく3Dスキャンできるからと言ってもスキャンスピードが遅くては、例えば車1台をスキャンするのに1時間もかかっていては疲れますし、スキャン時間が長=スキャンスピードが遅いとスキャンし忘れる部分が出て来ます。
ですがこの3Dスキャナでは22本のクロスレーザーと7本のラインスキャナを使う事で毎秒最大180万点のスキャンを行う事が出来ますので、スキャンもアッと言う間に終わります。
更にこの3Dスキャナでは、被写体に当たってはね返った照明の光や、被写体の素材によって乱反射したレーザーによる誤計測を排除する為にピックアップ用のレンズにフィルターをかけ乱反射したレーザーをフィルタリングするだけでなく専用の”3D Matrix”と言うスキャンアプリを使う事でもノイズをフィルタリングしポイントデータを最適化する事でより効率的に高精細にスキャンする事が出来る様になっていますし、スキャンしたデータはリアルタイムでPCの画面で確認する事が出来ますので、スキャン漏れなども防ぐ事が出来ますので、もし興味を持たれた詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。














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