肉や魚などを柔らかく調理する調理方法としては、圧力鍋、低温調理、スチームオーブンなどが現在では主流です。
このうち、圧力鍋は煮物などには利用出来ますが、焼き物には利用することが出来ず、低温調理かスチームオーブンと言う事になりますが、低温調理は調理時間が非常に長く、急いで料理を仕上げないと言う場合には不向きですし、スチームオーブンは100℃以上の高温の水蒸気を使って調理する事で素早く調理できるだけでなく水蒸気が食材を包んでいるため、食材の水分などが失われずジューシーに仕上げることは出来ますが、柔らかく仕上げると言う点においては低温調理には負けます。
そこで今回はスチームオーブンよりも調理時間は短く、しかも低温調理と同じくらい柔らかく仕上げることができる全自動調理器具「Agari」をご紹介致します。
スチームオーブンとはちょっと違う圧力蒸気システム

今回紹介する全自動調理器具「Agari」では、圧力蒸気システムと言う全く新しい発想の調理システムを採用しています。
この蒸気圧力システムと言うのは蒸気を使って調理すると言うのはスチームオーブンなのですが、スチームオーブンは100℃以上の高温蒸気を使って調理するのに対してこの「Agari」では、54℃と言う低温調理と同じタンパク質が硬化しない温度の蒸気を使って調理しますので、食材の柔らかさで言えば生の状態と同じ柔らかさをキープすることが出来ます。
そしてまた熱伝導率の高い水蒸気を使うだけでなくチャンバー内を高圧にする事で、一般的な低温調理では中まで温度が伝わるのにじわじわとゆっくりとしか伝わりませんが、高圧の水蒸気を使う事で低温調理では1/4程度にまで短縮することができます。
しかもこの「Agari」では最大285℃にまで加熱することが出来るヒーターも内蔵しており、最終的に表面をカリッと仕上げられます。
カメラと赤外線放射温度計で全自動

次にこの「Agari」では、食材を完璧に仕上げる為に装置の天井部分と側面にカメラが埋め込まれており、このカメラを使って食材をスキャンする事で食材の形状を3D化して取得することができるのです。
これによってどれくらいの時間、加熱すれば食材全体に火が通るのかと言った事が分かりますので、加熱し過ぎて食材が硬くなると言う事はこの「Agari」では有り得ませんし、庫内には赤外線放射温度計も備えており、調理中の食材の表面温度をリアルタイムに把握して調理を行いますので、常に食材を完璧に仕上げることができ、食材のお値段以上の価値のある料理を常に食べることが出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/147080381/agari-the-worlds-first-ai-powered-reverse-sear-cooker














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