よくモーションキャプチャーはアニメの製作に使われたりしますので、名前くらいは聞かれた事があると思います。モーションキャプチャーの文字通り動きを撮るセンサーなのですが、CGで描かれたキャラクターをモーションキャプチャーで撮った動きに合わせて動かして映像として記録させれば、それだけでCGアニメが作れますのでプログラムやセルを描いてキャラクターを動かすよりもとっても楽にCGアニメ-ションが作れますので最近ではよく使われています。他にも研究目的で歩行解析や動きの解析をしたりするのにも使うのですが、この装置とっても高いのです。
カメラの解像度(何cm単位で計測できるのか)とカメラの台数によって変わって来るのですが、あまり解像度の高くなくカメラ8台くらいのセットでも300万円以下程度の価格になりますので、とても個人で買えるものではありません。
撮影するには身体にマーカーと言う赤外線を反射する目印を関節部分や指定されたポイントに取り付けます。そのマーカーが身体でカメラから隠れてしまったらそのマーカーは検出できなくなるので、通常は360度カバーする様にカメラを配置して撮影を行うのですが、ダイナミックな動きを動きを撮ろうとすると動く空間をカバーするだけの台数のカメラが必要になってきます。
安価にモーションキャプチャーをやろうと思うとKinectを使えば使えなくはないのですが、Kinectは正面からの動きはある程度撮れるのですが、横を向いたりクルクル回ったりするとポイントをロストしてしてしまったりして、激しい動きをキャプチャーするのには向いていませんし撮れる範囲がかなり狭いのでモーションキャプチャーとして使うにはかなり使い勝手が悪いのです。
この「Salto」はそんなモーションキャプチャーの世界をガラッと変えてくれるモーションキャプチャースーツなのです。
まず、「Salto」は外部の撮影に使うカメラは不要です。ですから撮影場所を暗幕で囲ったり撮影に支障になる様なものを退かしたりする必要はありませんから、どこででも撮影する事ができます。普通に街中を歩いたり、階段を上り下りしてみたりするのも問題なくキャプチャーする事ができるのです。
それは関節部分や計測ポイントにつけるセンサーにあります。センサーには加速度センサーにジャイロセンサーや地軸センサーが内蔵されていますので、センサーの向きや動いた方向、動いた距離等々が全て計測する事ができますので、これを処理する事により「Salto」を取り付けた人の動きを正確にトレースしれくれます。
そして取得したデータはハブと呼ばれるコントローラーに挿したメモリーに記録する事も、WiFi経由でPCに送ってリアルタイムにソフトに反映させたりする事も可能です。
「Salto Suit」はセンサーが19個あり身体全ての動きをトレースできます。これがモーションキャプチャーだとセンサー19個貼ってキャリブレーションまでかけると最低でも1時間(その前にカメラとPCのセッティングに数時間)はかかりますので、わずか60秒でスーツを装着してアプリでボタン1つでキャリブレーションがすぐに終わるなんてこのスーツは夢のようです。
またオプションで「Salto Hands」と言う指の動きまでキャプチャーできる手袋も用意されており、こちらはセンサー7個で指の動きを正確にトレースしてくれます。
またスーツですのでサイズがありますので、身につける人に合わせてサイズを選ぶ必要があります。でも2サイズ買っても20万円もしませんからかなりお得ですよ。
SDKも発売と同時に提供され、unityやMAYAでも使えますので、買ってすぐにCGアニメを作ったり、ゲームを作ったりするのに使えますよ。
詳細についてはデモムービー等が用意されていますので下記ページをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/2132274632/salto-captures-your-every-move-vr-ar-film-vfx-gami
また英語が苦手だったり、直接投資するには不安がある。輸送トラブルや届いた商品が破損していたり動かないんだけど、どうしたらいいのだろ?
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