歩行アシストスーツは文字通り、足を上げたり下げたりと言った動作をサポートする装置で、今では作業を補助するアシストスーツから、足のリハビリに利用することが出来るもの、足腰の弱くなった高齢者向けのもの、アスリートの方向けのものなど非常に多彩な商品が市販されています。
そこで今回は、歩行をアシストするだけではなくトレーニングにも利用できる「Ascentiz」をご紹介致します。
HIP MODULE

今回紹介する歩行アシストスーツ「Ascentiz」には電源モジュールを搭載したモジュールの他にまず最初に紹介する”HIP MODULE”がラインアップされています。
この”HIP MODULE”は大腿四頭筋やハムストリングと言った太ももの筋肉をサポートするモジュールで、同ジャンルのアシストスーツでは足を伸ばす時に大腿部分を押して足を伸ばすと言った動作をサポートするものが多いのですがこの「Ascentiz」では足を上げると言った動作においてもアシストが行われ、歩いたり走ったりと言った動作の他に山登りなども楽に上ることが可能になります。
しかもこの「Ascentiz」のアシストパワーは52Nm/kg、ピークトルクは36Nm、モーターパワーは900Wと、電動アシスト自転車並のパワーのあるモーターを搭載してるほか、最大で28km/hのスピードまでサポートする即応性も持ち合わせており、怪我をされたアスリートの方のリハビリなどにも有効です。
KNEE MODULE

次にこの「Ascentiz」には”KNEE MODULE”と言う太ももの動きにプラスして膝の動きを同時にサポートするモジュールがラインアップされています。
このモジュールは”HIP MODULE”の動きにプラスして膝にかかる負荷を軽減する機能を備えており、膝を怪我して膝を曲げるのが辛いと言った方の歩行を助けるだけでなく、”KNEE MODULE”の対負荷荷重は40kgもありますので、何も身に着けない状態では膝を折り曲げて床や地面につけないと言う方でも、膝を悪くする前と同じ様に何事もなかったかの様に膝を折り曲げて身体を落とすと言った動作を楽に行うことができます。
そしてまた動作モードには歩行やランニングの他に自転車や登山などのスポーツメニューの他に下山モードなども用意されており、下山時に膝を痛めたりすると言った事が防げます。
トレーニングモード

そしてこの「Ascentiz」には足の力を減らし、歩行や上り坂の移動を容易にする”Ease Mode”の他に足の牽引力をパワーアップさせる事で上り坂の移動をより楽にさせるモード”ACC Mode”があるほか、”Train Mode”と言うモードも用意されています。
この”Train Mode”と言うのは従来の歩行アシストスーツにはなかったモードで、本来ならアシストスーツは動きを楽にする方向でサポートする様に設計されていますが、この”Train Mode”は全くの逆でモーターに30%の負荷を与えるブレーキをかける事で街中をただ歩いて移動しているだけで下肢の筋力トレーニングを行うことが出来ると言う画期的なモードを搭載しており、疲れてくればアシストモードに変更すれば楽に歩いて帰宅できますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/ascentiz-bodyos/ascentiz-the-worlds-first-modular-exoskeleton















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