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カーボンファイバー樹脂が使える最強な光造形3Dプリンター「iBox Macro」

3Dプリンターもその基本特許の期限が切れた為に今年に入って3Dプリンターの価格もかなり下がって来ているので、個人でも持っておられる方が増えているのだが、その造形方式には一般的に普及しているのがFMD(熱溶解積層法)と言う、フィラメントと言う、樹脂の細長い棒を溶かしつつ作って行く方式と、まだまだFDMに比べると少数派だがSLA(光造形法)がある。前者は安く高速にできると言う利点があるが、どうしてもフィラメントを溶かしてバームクーヘンやパイの様に何層も積み上げて行くので、その層と層の間に樹脂の固まる時間差でどうしても縞模様が出来てしまうのが特徴だ。
一方SLAは液体の樹脂に紫外線レーザーを当てて造形物を作って行き、レーザーで樹脂を固めて層を作っているので、FDMに比べると層が出来にくいのだが紫外線で硬化する樹脂を使っているためにどうしても素材のバリエーションがFDMに比べると少なく、精密なものを作るのには向いているのに硬くて脆いのでモックアップを作るのには適しているが実用面では劣っているのがSLA方式だったのですが、

そのSLA方式のプリンターに紫外線で硬化(固まる)する炭素繊維樹脂を採用して強度を増したのがこの「iBox Macro」です。

「iBox Macro」は前述の様にカーボンファイバー入りの樹脂を使って造形する事ができます。その原材料となる炭素繊維樹脂と言うと、航空機だとか衛星と言った、軽くて強固な部品を必要とする分野で使われていますが、航空機の部品を作ったところで紫外線硬化樹脂がベースなので、そこまでの強さはありませんが、モックアップしか作れなかったSLA方式の3Dプリンターにおいて紫外線硬化樹脂を使うことにより2倍強の強度を出しています。そのおかげで
ベアリングホルダー等の強度を必要とされる部品でも作れる様になります。

そしてその造形ピッチはX,Y軸は100~145ミクロンでZ軸で5ミクロンと超緻密です。これだけ緻密ですので、スジができるはずはありません。
そして最大の造形サイズは154×94×175mmとちょっとした試作部品を作るには問題ないレベルの造形サイズになっております。

そしてこの3Dプリンターの他に炭素繊維樹脂を含有した専用素材も用意されています。
現在のとろこ、赤,青,緑,黄,透明,黒,ホワイトの樹脂の他に柔軟性のあるクリーム,黒,赤,青が今の処ラインナップ準備中です。

そしてこの「iBox Macro」で造形を行うには専用アプリが用意されており、PCやiPadからWiFi経由で造形可能な様になっており、初心者でも直観的に使えば使えるとても使い易いアプリをバンドルしています。

造形用の樹脂等はこのプロジェクトが成功した後にオンラインショップが開店する予定です。

その他詳細については下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/826799607/ibox-macro-3d-resin-printer-prints-in-carbon-fiber

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