みなさんは”ニキシー管”と言う数字やアルファベットを表示する電球の様なものはご覧になった事はありませんか?
ニキシー管を通電しない状態で覗き込むとガラスのケースの中に数字なら数字、アルファベットならアルファベットを型取った線が重なる様に入っており、その線に電気を流す事で電球の様にその線が光って数字やアルファベットや記号を表示する表示装置になるのですが、おそらく今現在、50歳前後より高齢の方であればニキシー管を使った電卓が自宅や会社に置いてあったのではないでしょうか?
このニキシー管は残念ながらもう生産は全世界で終了しており、今現在ニキシー管を使って何か表示装置を作ろうと思えば流通在庫を探して作るしかなく、その流通在庫もなくなると遂には光らせる事はできません。
そこで数の決まっているニキシーからLEDに変える事でニキシー管がこの世からなくなっても光らす事のできるデジタル時計「EleksTube」をご紹介致します。
この「EleksTube」は暗闇から遠目で見た感じではニキシー管と同じ様に数字が重なって見えます。これはアクリル板1枚1枚に数字が彫り込まれており、下からLEDの光を当てる事でちょうど彫り込んだ部分でアクリルの板の内部を通って来たLEDの光が乱反射・屈折して数字が可視化できる様になっています。
ですからこの「EleksTube」ではその数字の切替を数字を彫り込んだアクリル板の下にある基板上にハンダ付けされたLEDの光る位置を変える事で表示される数字を切り替える様になっています。
更にそのLEDはフルカラーLEDが入っていますので、この「EleksTube」はニキシー管ならオレンジ色等の単色でしか光らせられない所を、好きな色で光らせたりグラデーションさせて光らせたりする事ができる他(PCが必要)、PCに専用の開発ツールをインストールすればストップウォッチとしても使用する事ができます。
またこの「EleksTube」には時・分・秒を6桁で表示する”6-Bit”の他に時・分だけを表示する4桁表示の”4-Bit”、そして時分を例えば15:48なら1→5→4→8の様に順番に表示する数字を変えて現在時刻を表示する”1-Bit”バージョンの3種類が用意されています。
そして土台に竹を使ったものと、アクリルを作ったものと2種類が用意されている他、ハンダ付けに自信のある方やハンダ付けに挑戦して作ってみたいと言う方にはキットバージョンと言って1から自分でハンダ付けして組み立てるバージョンも用意されており、$10〜$30程お安くなっていますので詳細につきましては下記URLをご覧下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/938509544/elekstube-a-time-machine
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