3Dプリンターの価格も随分と安くなり、FDM方式の3Dプリンターであれば精度さえ追い求めなければDIY製品だと2万円程度で手に入るものもありますので、腕に自信のある人はこれくらいの値段ならと狙っている方も数多くいらっしゃるかと思いますが、3Dプリンターを扱うには2次元の絵を描くのとは違い3D CADや3D CGソフトを使って立体的な図面を引かないといけませんので、初心者にとってはこのハードルがかなり高いのも事実です。
実際、フリーの3D CADソフトをダウンロードしたりブラウザで製図できるソフトを使ったりして試してみた事がある方も多いかと思いますが、単純にサイコロや茶筒の様な単純図形をちょっと変形させれば作れるものは何とかなったとしても複雑に入り組んだ構造のものを作るとなるとそう単純な話ではありません。
人間、目の前に3Dプリンターがあれば作ってみたいのが心情です。広くネットに落ちているサンプルデータをダウンロードして来て造形すると言う手段もありますが、自分が気に入って作りたいデータがあればいいのですが、なかなかそんなデータって落ちていませんよね。
そこで作りたい製品が手元にあるなら3Dスキャナーがあれば1からデータを作らなくてもスキャナーに載せて回すだけで製図の手間が省けますから、半日もあれば複製できますよね。
その3Dスキャナーも3Dプリンター同様にDIYで作ってしまおうと言うキットがこの「CowTech Ciclop 3D Scanner Kit」です。
「CowTech Ciclop 3D Scanner Kit」はオープンソースで広く公開されているRepRap3Dスキャナーで、カリフォルニア工科大学で作られたCiclopをベースに仕様はそのままでフレームパーツに改良を加えています。
ですから「CowTech Ciclop 3D Scanner Kit」の基本スペックはCiclopと同じで、解像度は0.5mmピッチでスキャニング時間は2~8分。そしてスキャンできる造形物の大きさは200mmのターンテーブルの上に乗って高さ205mm以下のものであればスキャン可能です。
そして「CowTech Ciclop 3D Scanner Kit」に含まれるものは基本のDIYキットでは電子部品一式(Arduino UNO、モータードライバー、スティッピングモーター、レーザーモジュール、webカメラ、電源パーツ)にアクリルのフレームパーツです。
アクリルのフレームパーツはCiclopではメタルロッドを使っていたものを軽量化と製造コストを下げる為にアクリル板をレーザーカットして代用しています。
その他のパーツは3Dデータがwebからダウンロードできますので、手持ちの3Dプリンターで出力して作るのですが、この時に部品の最大サイズが115mm×110mm×65mmありますので、これ以上のサイズの部品を射出できるスペックを持っていないと造形できませんのでご注意下さい。
ちなみに3Dプリンターを持っていなかったり、上記スペックを満たした3Dプリンターを持っていない場合には3Dプリントパーツも別途購入できますのでご安心下さい。
さて解像度が0.5mmと書きましたが、例えば造形物の表面の凹凸の変化が0.5mm以下であればその変化は読み取れませんのでご注意下さい。
しかし精度さえこだわらなければ3Dスキャナーも小学生の子供のお年玉1年分くらいで買えるんですから、良い時代ですよね。
詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/701089851/cowtech-ciclop-99-open-source-3d-scanner
また英語が苦手だったり、直接投資するには不安がある。輸送トラブルや届いた商品が破損していたり動かないんだけど、どうしたらいいのだろ?
と言う不安がある方は、下記URLのRAKUNEWさんがオススメです。
商品の破損やトラブルに関しても直接、RAKUNEWさんが販売元と交渉して頂けますので安心ですよ♪
RAKUNEWさんの商品紹介ページは下記になります
アマゾンで3Dスキャンを買いました。
その時、組み立てました。
ドライバーと設定をしました。
パソコンに繋げて、操作をすると、
動いたが、パソコンの画面に
ものが映っていませんでした。
その時、エラーが出ました。
どうしたらよいですか?
教えてください。
お願いします。
すみません。情報が断片的でエラー内容も書かれていないので何とも返答のしようがありません。
この”CowTech Ciclop 3D”でモーターが動くのであればArduinoの接続は問題ないのでしょう。
映像が映らないとしたらカメラのドライバーに不具合があるのか、またはアプリ側でカメラを認識していないのだろうとは思いますので、そのあたりの接続を見直されるのをオススメします。