昨年末にAppleから発売されたMacBook Pro 2016(Late)において従来あったSDカードスロットやHDMIポートがなくなりMacBookAirと同じ様にUSB-Cコネクタのみになり外部機器を接続する為にUSB-C接続のHDMI出力アダプタ,USB3.0ハブ,SDカードリーダー等の機能が詰まった使える!!マルチアダプタを探している方も多いかと思いますが、昨年末にKickstarterでPledgedしていたUSB-Cマルチアダプタが早速届いたのでアンボックスして使用して見ましたのでそのレポートをお届けします!!
https://www.kickstarter.com/projects/hypershop/496736487
まず内容物ですが、”HyperDrive”に合皮革のケースです。
実際に入れて見ると結構窮屈なので誤って抜け落ちて落としてしまうと言う事はありません。
では”HyperDrive”を実際に接続して見ますが、まずスペック、ポートの種類のおさらいをすると
HDMI × 1 ( 1080p@60Hz, 4K@30Hz)
Thunderbolt 3(USB-C) × 1(8K@60Hzビデオ出力, 40Gb/sデータ通信, 100W給電)
USB-C × 1 ( 5Gb/sデータ通信)
SDカードリーダ I × 1 (UHS-I 最大転送速度104Mbps)
micro SD カードリーダ I × 1 (UHS-I 最大転送速度104Mbps)
となっており、”HyperDrive”にはUSB-Cコネクタが2つ付いておりMacBook Proに装着すれば片側のUSB-Cコネクタは完全に塞がれてしまいますがコネクタが2個差し込まれる事でしっかりと”HyperDrive”がMacBook Proに固定され、多少の遊びはありますがUSB-Cコネクタが折れてしまいそうな不安定さは殆どありません。
で差し込んで見ると、スペースグレイで注文したのですが、若干色合いはMacBook Proとは違い、装着した時にMacBook Proの天板とフルフラットではなくmicroSDカード1枚分の段差があります。
そしてMacBook Proに差し込まれて電源供給されると白色のインジケータが点灯し通電状態を明示してくれますので、この辺りの仕様は実際に動いているのか?接触不良があるのかないのかがよく分かっていいですよね。
では各機能を実際に試して見たいと思います。
まずはmicroSDカードです。
microSDカードを挿入すると”NO NAME”と言うドライブが追加されます。Windowsマシンのカードリーダーの場合、ドライブレターがすでに割り当てられていて常にドライブが表示されているものも多いのですが、差し込む度にマウントしてくれますので、しっかりと差し込まれているのか?接触不良があるのかないのか?がよく分かってgoodです。
次はHDMIコネクタです。
HDMIコネクタを差し込むと自動的にMacBook Proのディスプレイがミラーリングされて接続したモニターに表示されます。
ディスプレイはミラーリングの他にデスクトップを拡張する事もできますので、MacBook Proのディスプレイに対して上下左右、好きな方向に移動させて使う事ができるのですが、ようやくツインディスプレイの環境が取り戻せ、これで日常の作業がはかどります。
さすがに15インチのMacBook Proを買ったとはいえ、ディスプレイを50:50に分割してウインドゥを並べて作業するのはちょっと辛いものがあり、iPadをディスプレイにしてはいたもののiPad2なのでレスポンスが結構悪かったので、このサクサク動く環境は最高です!!
そして気になる発熱ですが、15インチMacBookProの87Wのアダプタを使用して充電だけをした場合(USB-Cポートは2ポートありますが、充電に使えるのはHDMI端子に近い方のUSB-C端子のみです)、”HyperDrive”は電力をパススルーしているだけなのでほんのりと温かくなるだけで、HDMI端子にHDMIケーブルを接続してツインディスプレイで使用しながら充電した場合は流石にHDMIの映像回路の発熱が結構あり、”使い捨てカイロ”同等くらいの発熱がありますが、ずっと上がり続けると言うのではなく、ある程度上がればその温度をキープして上がり続けることはありませんので、火傷をしたりする危険性も回路が熱で暴走すると言った事もなさそうです。この辺りボディーがフルアルミなので放熱は良いですね。
でもこれで、USB-Cケーブルを引っ掛けてしまった時のMacBook ProのUSB-Cコネクタのみならずマザーボードを破損してしまうと言う最悪の事態は避けられそうですし、どうもmicroUSB同様USB-Cもコネクタが弱そうなので、抜き差しを毎日繰り返してMacBook Pro側のUSB-Cコネクタが破損してしまうのではないか?と言う不安も払拭できそうです。
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