ソーラークッカーと言うジャンルの調理器具はご存知でしょうか？”ソーラー”と言う名称がついている通り太陽光を利用した調理器具で、太陽の光(光)を集めて調理をしますので、燃料は一切不要でどこででも使用できると言うメリットがあるのがソーラークッカーの魅力です。ただ欠点は、太陽が出ていないと使えない事で、夜間や雨、曇り空では使えません。
　ですがインフラが整備されていなかったり、薪や石炭と言った調理するのに使用する燃料をを手に入れるのも難しいと言ったい国や地域では実はかなり以前から使われており、その形状も3種類もあるのです。
　ではちょっとだけどう言うタイプのソーラークッカーがあるのかご紹介すると、まずはこの「SolSource Sport」のモデルともなっている”集光型”です。この”集光型”はバラボラアンテナの様なおわん型の反射鏡で太陽の光を反射して光を1点に集め、その集めた光をフライパンや鍋と言った調理器具で受けてフライパンや鍋を太陽の光で熱して調理を行います。
　そして2つ目は”熱箱型”と言って箱そのものを発泡スチロールの様な断熱性のある素材を使用、その内側は効率よく太陽の光を吸収する様に黒く塗った上で箱の蓋はガラスを使用して光を通す様にして、ガラスの蓋を通って入って来た太陽の光を内側の黒く塗られた壁面で効率よく吸収しつつ、内部に蓄積した熱が逃げない様に蓋のガラスは密封できる様に加工して、内部に蓄積した熱で食材を調理する、言うなればオーブンの様に機能するのが”熱箱型”です。
　そして3つ目の”パネル型は”集光型”を簡単にした様なもので、光を反射する板を鍋を囲む様に置いて使用する調理器具で、ダンボールにアルミホイルを貼って太陽の光を反射できる様にした最も簡単に作る事ができる調理器具で、このタイプが一番発展途上国等では復旧しています。

　では何故!?、これだけ普及しているソーラークッカーを新しくリリースしたのか？他社製品との違いはと言いますと、見てわかる通り形状が今までにリリースされたソーラークッカーとは圧倒的に次元が違います。

　ではどこが違うのか？それは調理をすると言う事を真っ先に考えて設計されていると言う事です。”集光側”のソーラークッカーと言いますとほぼどの製品も集光を真っ先に考えてパラボラアンテナの様におわん型をしていますが、フライパンや鍋を置くスペースは真ん中です。もしそのそのフライパンや鍋の中の素材をかき混ぜようとすると前から作業をすると補助反射板(ブースターミラー)の前に立ってしまいますから影ができて集熱効果が悪くなって調理がなかなか進みません。かと言って裏側からかき混ぜるとブースターミラーを覆う部分は少なくなりますが、裏側から覆いかぶさる様にフライパンや鍋を覗き込まないと調理できませんので、その調理する姿勢がきつい上に熱気が上がって来て、調理するにはかなり辛抱をしなければいけません。

　ですがこの「SolSource Sport」はブースターミラーの一部、1/8程度がカットされて元からブースターミラーがありませんので、座りながらでも鍋やフライパンの中身を覗く事ができますので調理が非常に楽です。特に夏の晴天下であれば調理時間も短くて済むのですが、太陽の光の加減でこのソーラークッカーの調理時間は左右され曇があって太陽の光が遮られればそれだけ調理時間が長くなりますので、この座って調理できるって言うのは最高にポイントが高いのは言うまでもありませんし、ソーラーくっカーは太陽の動きに合わせて厳密には15分に1回角度調整をしなければなりませんので、それも片手でできる様にと可動部分もよく考えられています。

　またこの「SolSource Sport」は組立式で、コンパクトにまとめると横61cm×縦44cmのドラムバッグに入り、重さもブースターパネルにポリマー反射パネルを採用した事で大幅に軽量化され総重量4.5kgしかありませんので持ち運びにも便利です。

　なおソーラークッカーに使用する調理器具は黒く塗装されたフライパンやダッチオーブンの様な鍋がオススメです。と言いますのも昔、理科の実験で紙を鉛筆で塗りつぶして黒くして虫眼鏡で太陽の光を集めて黒く塗った紙を燃やすと燃え、逆に白い紙そのままだと燃えませんでしたが、これは色の中で黒が一番よく光(熱)を吸収し易くまた白が一番よく反射する為です。ですので集めた太陽の光を効率よく熱に変えるならアルミ色の銀色のフライパンや鍋や赤や青や緑と言った色で塗られた調理器具よりも黒が一番調理に適していると言うわけです。なおソーラークッカー「SolSource Sport」の詳細については下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/scotfrank/solsource-sport-cook-anywhere-under-the-sun

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