2020年からプログラミングが小学校から必須化されるのに伴い、昨年から様々なタイプのプログラミング教室が生まれています。
そんなプログラミング教室の中でも人気なのがロボット教室です。
やはり画面の中でキャラクターを動かしているだけよりも、実際に動くものを作る方が子ども達には人気があります。
ただその教室のカリキュラムが終わった後に自分で動くものを作ってみようと思うと、ハードの壁は高く本格的な回路設計となるとインピーダンスや周波数特性など、様々な事を考慮して設計しなければならずそれこそ高校数学の知識が必要になり小学生にはちょっと無理な領域になります。
そこで今回はロボットから自動車まで、動くものを簡単に自作する事のできるArduinoコントローラーボード「tuBoard」をご紹介致します。
この「tuBoard」はArduino Nanoをメインボードにしたコントローラーボードで、「tuBoard」上の“tuController”と呼んでいるプログラミングされたコントローラーとSPIで接続され、上下ABボタンやRP0〜RP2のボリューム抵抗を使いOLEDディスプレイで状態を確認しながら“tuController”を通じてArduino Nanoを制御する事ができます。
そして制御するだけではなく、何と“tuController”にArduino Nano上に書き込んだプログラムを最大3プログラムまでバックアップする事ができ、更に本来ならPC上で動くArduino IDE等を使いArduino Nanoにプログラムを書き込まなければならない所を、この“tuController”のみでそのバックアップしたプログラムをArduino Nanoに書き戻して動かす事ができるのです!!
ですから、この「tuBoard」ではその時の状況に応じて最大3つのプラグラムからその状況に適したプログラムを選んで実行させる事ができますので、どこかに持って行って使用する様な時にPCを持って行かなくて済むわけです。
ではこの“tuController”にはどう言うものが接続できるのかと言いますと、アナログポートが8ポートありますので3ピンのサーボモーターや距離センサー、超音波センサーなどを接続してロボットを作ったりする事ができます。
また最大出力2Aのモーター出力が2ポートありますので、自走式の車等を作る事もできます。
また「tuBoard」上のOLEDディスプレイはArduino Nanoから簡単なコマンドで制御し、文字や図形を表示したり「tuBoard」上のボタン等の入力を“tuController”が中継してArduino Unoへ送るもできますので、この「tuBoard」1つでロボットの他、計測機器やコントローラーとしても使えたりと、幅広い使い方ができる様になっていますので、ハード設計はちょっと無理だけど、色々と部品を組み合わせて様々なモノを作ってみたいと言う方にはオススメなボードですので、詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1411654472/tuboard-supports-your-project-automatically
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