最近のVRゲームやFPVゲームは3Dサウンドにも対応して来ており、3Dサウンドに対応したヘッドホンやイヤホンを使う事で非常にリアルな臨場感あるサウンドを楽しむ事ができる上に、敵の足音や衣擦れの音、そして携行品の接触音などから敵のる方向や距離と言ったものを推測する事ができ、ゲームを有利に進行する上で重要なガジェットの1つに3Dヘッドホンやイヤホンはなりつつあります。
一方、3Dヘッドホンは音良いするプレイヤーを生んでしまう側面もあります。
と言いますのも、普通は音のする方へ頭を向けると音のする方向は変化し真正面から聞こえるはずです。ですがゲーム中はプレイヤーが向いている方向が真正面となり、いくら音のする方へ頭を振っても音の位置や方向は移動せず固定された位置から聞こえますので、その差が錯覚を生み出し頭が混乱し音酔いを生む原因となります。
ですが今回紹介します3Dヘッドホン「SHIVR」は頭を振ると音の方向も変わるリアル3Dのヘッドホンなので音酔いしないだけでなく、FPVゲーム中では敵の発見がよりし易くなります。
と言いますのも私達も音のする方向を確かめる時に音のする方向を向いて音源を特定します。
その時に重要なのが耳に入って来る音の強弱ですが、この音が左右の耳に同時同じ高さで入って来ると正面に音源があると判断できます。
ところが普通の3Dサウンドに対応した3Dヘッドホンは、前述した様に左右のヘッドホンから出す音を疑似3D化して音を鳴らしますので音源のある程度の方向は分かります。だからと言って頭を音源がする方向へ向けても耳から聞こえる音源の方向は変わりませんので、視覚と聴覚の差が生まれ音酔いが生まれると言うわけです。
ですがこの3Dヘッドホン「SHIVR」にはジャイロセンサーが内蔵されており頭を回した方向や傾けた方向を検出する事が可能で、それに合わせてヘッドホンに内蔵された3Dサウンドモジュールが音源の聞こえ方を変える事ができますので、頭の動きと音の聞こえ方がシンクロしており音酔いする事もなく音源のする方向を特定する事ができると言うわけです。
また騒がしいゲーム会場等でも細かな音をしっかりと聞き分けられる様にノイズキャンセリング用のマイクがイヤーカップの内と外の2ヶ所に設置されおり、完全にイヤーカップの中は静音・無音状態にする事ができます。
ノイズキャンリセング技術の中でもこの3Dヘッドホン「SHIVR」にも使われているアクティブ・ノイズキャンセリングはノイズとなる周囲の騒音をマイクで拾い、そのノイズを周波数分析した上で全く反対の位相の音波を出す事でノイズを打ち消します。
ただその場合、外のノイズは打ち消す事ができるのですが、イヤーキャップを伝わったりイヤーキャップの隙間から入り込んだノイズは外のマイクでは拾えずノイズを消す事ができません。
ですからこの「SHIVR」ではイヤーキャップの中にもノイズを検出するマイクを設置してほぼ完璧に周囲のノイズを消して、かすかに聞こえる足音もハッキリと聴き取る事ができるのです。
またアンビエントモードと言ってヘッドホンを装着したまま相手と会話したり周囲の音を聞こえる様にする、外のノイズキャンセリング用に使っているマイクで拾った外界の音をそのままスピーカーから流すモードも備えていますので、会話する度にその都度ヘッドホンを外さなくても良い様になっています。
また有線及びBluetoothでも接続できる様になっており、Bluetoothは遅延時間の一番少ないaptX-LLにも対応しており、音ズレも勝負を左右するFPVゲームにおいても不利にならない様に考えられておりますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/shivr/shivr-the-ultimate-noise-cancelling-3d-headphones
この記事へのコメントはありません。