充電池の良い所は何と言っても繰り返し使え地球環境に優しい事と、電池が使えなくなり電池の買い置きがなくても充電すれば再び使えるますので、この寒空の中、わざわざ買いに行く手間も省けます。
そんな充電池の中で一番メジャーなのが今は無き三洋電機が世に送り出したエネループと、Panasonicが作ったエボルタです。
三洋電機はPanasonicに吸収合併されましたがエネループは引き続き売られています。
そんなエネループとエボルタですが、ニッケル水素電池な為に出力電圧が1.2〜1.3Vと乾電池の1.5Vよりも低く、例えば乾電池を4本直列にセットして使う電子機器ですと1.5V×4-1.2V×4=1.2Vと言う風に、本来6V必要な機器なのに4.8Vしか出力がなく充電池はフル充電状態なのにも関わらずバッテリー切れと判断されて電源さえ入らないと言う機器もあり、万能に何にでも使えると言う訳ではありません。
ですが今回紹介するリチウムイオン充電池「Tenavolts」ではバッテリー容量がほぼゼロに近くなるまで1.5V出力を保ちますので、ほぼ全ての電池を使う機器に使用する事ができます。
ところでリチウムイオンはみなさんが使っているスマートフォンの中に入っている電池でもあり、アルカリ電池と同じ様にたくさんの電流を瞬間的に取り出す事ができるバッテリーですので、フラッシュライト用の電池として、デジカメ、ラジコン用の電池として幅広く使えるのが特徴です。
また6ヶ国で特許を取得し、更に世界特許も取得している充電池ですので、その技術は特許に裏付けされており信頼性の高い充電池でもあります。
そしてこの「Tenavolts」は単3電池しか用意されていないのが残念ですが、バッテリー容量は1本あたり2,775mAhと単3エネループプロの2,500mAhよりも多く、充電回数は1,000回以上とエネループ・プロの500回を遙かに上回ります。
ちなみに単3エネループのスタンダードタイプはバッテリー容量が1,900mAhで充電回数は2,100回なのですが、こちらはバッテリー容量を減らして充電回数を増やしているので単純比較はできませんが、バッテリー消費の激しいストロボや高輝度の懐中電灯、そして子どものおもちゃ等にはバッテリー容量の大きいエネループ・プロを使った方が充電池の交換回数や1回の交換で使える時間が長くなります。
また充電は付属の充電器で充電しなければなりませんが、出力5V/2AのUSB電源があれば充電でき、USB-C端子を搭載したパソコンならパソコンに充電器を接続して充電できたりもしますし、モバイルバッテリー等からでも充電できる様になっていますので、電源がない場所でも充電できると言うのがとても便利です。
そしてそれは懐中電灯を使ったテストでも明らかで、エネループ・プロはバッテリー残量が20%程度を切ったあたりから一気に出力電圧も電流が下がり電圧が不安定になって行きますが、「Tenavolts」は最後まで同じ明るさを保ちその違いは明らかで、出力電圧1.5Vをキープしてくれる充電池を探しておられる方にはオススメの充電池ですので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
2,775mWhなので、1.5V(ロスなし)としても、電池容量は1,850mAh相当しかないのでは?