ArduinoやPICを使って組み込みデバイスを作った事はあるけれど、それをスマートフォンから操作しようと思うとそのハードルの高さに挫折してしまうと言う方はかなり多いかと思います。
これがPaspberryPiであれば、Apacheを走らせてブラウザベースでスマートフォンから操作すると言った事も可能ですが、ArduinoやPICでApacheが動くはずもなくArduinoやPICでTCP/IPやUDPプロトコルの処理をしようと思うとかなり調べないとプログラムは書けませんし、HTML言語を知らないと画面設計もできませんので、スマートフォンとマイコンを連動させてIoTデバイスを作ると言うのは、ArduinoやPICを長年使ってプログラミングをしていると言う方でもかなりハードルの高い作業なのです。
ですがこの「Bolt」を使えばそのインタフェース部分はこの「Bolt」が担ってくれますので、新しい事は覚えずに今まで通りにコーディングをすればスマートフォンから操作できるIoTデバイスを作る事ができます。
ではこの「Bolt」はどう言う仕組みになっているのかと言いますと、ベースは”ESP8266”ライクなWiFiモジュールをメインCPUとして使い、入出力はデジタルI/Oが5ポート、そしてアナログI/Oが1ポート、そしてシリアル送受信ポートがそれぞれ1ポートとI/Oそのものは少なくSPIやI2Cも備わっていないので、SPIやI2C通信機能を搭載したセンサー類を使用する場合はArduinoやPICを間に挟んでシリアル通信でデータをこの「Bolt」に送る必要がありますが、そのあたりは長年組み込みデバイスを作って来た事があるみなさんなら造作もない事でしょう。
そして肝心の「Bolt」のプログラミングはと言いますと、ブラウザを使って専用のサイトにアクセスしてプログラミングは行いますので、Mac,windows,Linuxとそのプラットフォームは何でもよく特別なアプリケーションのインストールもドライバーのインストールも不要です。やらないといけないのは最初にスマートフォンに「Bolt」専用のアプリケーションをインストールし「Bolt」を接続するWiFiルーターの設定をスマートフォンから行うだけで、1度設定すれば接続するWiFiルーターを変えない限り「Bolt」は電源を投入すれば自動的にWiFiに接続しそして「Bolt」専用サーバーに接続されます。
そしてみなさんが使う「Bolt」とスマートフォンや他のサーバーとのやりとりはこの専用サーバーを通して行われますので、「Bolt」とどうやって接続するのだろう?と言う様な事は一切考えなくてよくまた、書いたソースもクラウドサーバー上で保存・管理でき「Bolt」のプログラムの書き換えもアップロードボタン1つで簡単に書き換える事ができます。
では実際のプログラミングはと言いますと、初心者でも扱える様に工夫されており、例えばI/Oポートの設定も画面上に表示されたポートをクリックして変数名を入れるだけなのでいちいちボードを見てポートの設定をプログラム中で書き直すと言う必要もなくポート変更もポートのクリックだけで済むのも利点です。
そして実際のコーディックはスマートフォンたPCのブラウザに合わせて画面設計をしたHMTLソースの中にI/Oポート等を絡めたJavaスプリプトを入れて行く様な感覚で記述して行く事ができる上にサンプルソースとしてたくさんのサンプルが用意されていますので、おそらく今までずっとArduinoやPICでCライクなプログラミングを行って来た方であれば違和感なくスンナルとソースの書き方を取得する事ができるはずです。
と言う事でスマートフォンでArduinoやPICの操作のハードルをかなりこの「Bolt」は下げてくれていますので、もし今何か構想中のIoTガジェットがあれば、この「Bolt」を使えばすぐに実現できるかもしれませんので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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