昨年の夏には扇風機を内蔵した空調服が流行した様に、今冬ではヒーターを内蔵した衣類が非常に増えました。
ただ残念な事に空調服は既に市販されているジャンパーに穴を空けてファンを取り付けると言う作業で作る事ができますので、サイズのラインナップは多く、身体の大きな方でも自分に合うサイズの空調服を見つけるのはさほど難しくはないのですが、ヒーターを内蔵した衣類は、生地の中に発熱する素材を入れなければならず、どうしても売れ筋のS〜M〜Lと言ったサイズは豊富にあっても、それ以上のサイズを見つける事はなかなか難しく、ヒーター服を着た快適な同僚を羨ましく思った方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は最大2XLサイズまでのラインナップを持つヒーター内蔵アンダーシャツ「DURAN」をご紹介致します。
アンダーシャツと言う選択
ヒーター内蔵の衣料品と言うと(ダウン)ジャケットやベスト、ジャンパーと言った最終的に上から羽織るものが一般的で、この「DURAN」の様にアンダーウェアと言うジャンルのものはありませんでした。
それは1つは火傷の問題があるでしょう。加熱した電熱線によって直接肌に接触しているアンダーウェアは火傷の危険性があります。
でもこの「DURAN」の様に最大でも46℃、最低だと29℃までしか加熱されなければ、LOWモードの最低加熱にしておけばまず低温火傷を起こす必要がありません。
更に肌着と言う、肌に一番近い場所で発熱させる事で、その熱はダイレクトに肌に伝わりますし、「DURAN」の上から何枚も上着を羽織るでしょうから、結果的に一番最後に羽織って冷たい外気に曝される上着とは違い外気による温度低下は殆ど考えなくても良く、更にヒーターで温めた「DURAN」周囲の空気はそのまま防寒着の中で保温され外気により冷やされると言う事もないので、バッテリーの持続時間も長くなります。
ヒーターは全部で5ヶ所
さてこの「DURAN」ではインナー全体にヒーター線が入っているのではなく胸と背中(肩甲骨周辺)にヒーターを配置しています。
これはこの部分に体温調整する為のセンサーの様なものが配置されており、この部分を温めると身体はポカポカと温かい様に感じ、冷やすと涼しいと感じる様になっているからです。ですのでこの「DURAN」はそのセンサーをダイレクトに温める事でバッテリーを効率良く使える様に工夫しています。
ですのでこの「DURAN」はたった2,600mAhで最大7時間も加熱・保温できる能力を持っています。
またヒーターの加熱レベルは3段階あり、7時間はLOWモードで29〜35℃の範囲で温度調整され、MEDモードは35〜40℃の範囲に維持され最大3.5時間、そしてHIGHは40〜46℃で2.5時間です。
そして両手首にもヒーターが内蔵されており、一番冷えやすい指先に霜焼けができる様な事もないですし、袖口からの冷気も防いでくれます。
丸洗いok
そして嬉しい事にこの「DURAN」は洗濯機で丸洗いする事が可能です(乾燥機はNG)。
それは加熱用の電熱線にグラフェン繊維と言う炭素から作られてダイヤモンドよりも硬い素材が使われているからで、このグラフェン繊維は電気を流すと発熱すると言う性質を持っているのですが、元々が炭素と言いますかカーボンファイバーなので水に濡れても錆びる心配がないのが特徴で、そのグラフェン繊維のおかげでこの「DURAN」は丸洗い可能となっています。
ちなみに素材は綿48%、ポリエステル 48%、炭素繊維4%となっていますので、サイズや詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧下さい。
https://www.kickstarter.com/projects/9327152/duran-the-most-slim-cozy-heated-base-layer
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