タイヤがついていて引いて歩く事のできるキャリーケースは荷物がたくさん詰まって重くなっている時などは手提げバッグとは比較にならない程、楽に荷物を運ぶ事ができます。
ただそんな便利なキャリーも気を付けていないと周囲の方に迷惑をかけてしまいます。
実際のところみなさんも駅や空港と言ったキャリーケースを持った方がたくさんおられる場所で、前を歩く方、前を横切る方、急に止まってしまわれる方等などのキャリーケースに躓いてしまわれた事があるでしょう。
この原因の1つがキャリーケースが全く視覚の入らない位置にある事です。
大型のスーツケースはさすがに自分の後ろではなく横に置いて押して進みますので周囲の人との間を取り避けて移動する事ができますが、後で引いているキャリーは全くの死角になりますので、周囲の状況から得られる情報を元にした頭の中での人の動きのシュミレーションだけでは避けきれるのもではありません。
なので今回は引くと言う概念を変え、押す事で移動を楽にし身体への負担も軽くなり、周囲の方へも迷惑をかけないキャリーケース「The SIX」をご紹介致します。
斜めに取り付けられたハンドルが決め手
ところで従来のキャリーを押して移動する事はできないのか?その答えはみなさんがよくご存じのはずで、キャリーを押して歩く場合、地面がフラットで抵抗の少ない地面であれば押すのもアリですが、例えば段差のある道路であるとか絨毯の敷いてある廊下、砂利道、凹凸のある点字ブロックの様なタイルが敷いてある道の様な、いわゆる障害物や抵抗が大きい路面となるとその抵抗に負けてキャリーは右に左にフラフラとブレながら進みます。
その理由は力、モーメントのかける方向にあります。通常キャリーのハンドルはキャリー本体と水平についていますので、ハンドルを斜めに倒して押した場合、キャリーを後ろから押す様な力の働き方となり、方向のコントロールができない事はありませんが、コントロールし辛いのは事実です。
一方この「The SIX」はと言いますと斜めにハンドルがついており、その終端は地面の上を走行する大型の車輪になりますので後ろから押しているのですが、力のモーメントのかかり方としては地面と接する車輪を引いているかの様な力のかかり方となります。
つまりこの「The SIX」はキャリーを後ろから引いているのと同じ格好で押す事ができますので、非常に安定して押す事ができるのです。
またこの形を見ると小さい子を乗せるバギーに似ているのが見て取れますので、力のかかり方はバギーと一緒なので安定するのは分かりますよね。
押すのは身体に優しい
ところで引くのと押すのとでは一体どちらが身体にとって楽なのでしょうか?
上記の解説表を見てもらうと分かりますが、手提げバッグや肩掛けバッグは片方の腕や肩にバッグの重さが全てかかるので身体のあちこにに支障をきたすのが分かります。
胃っぽいキャリはと言うと一見腕を伸ばして引っ張っているだけなので楽に見えますが、本来、人間は後ろに腕を伸ばして作業をすると言う事はないので、身体の骨格や筋肉の構造上そう言う作りにはなっておらず実際のところ引っ張り続けると言うのは腕や肩にかなり無理がかかっているのです。
ところが押すと言うのは身体の前での作業で楽に動かせるので、本当はこの「The SIX」の様に押すキャリーの方が長時間移動していても疲れないのです。
サイズ
そんな「The SIX」のサイズは1種類で、縦56cm×横35cm×幅23cm、内容量は38Lと3〜4日の短期旅行用のキャリーバッグになりますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/netta/the-six-a-carry-on-you-always-push-forward
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