より美しく写真を仕上げる為にはレンズフィルターは必須です。
その中でも最もよく用いられるのがNDフィルターとGNDフィルターです。
この両者のフィルターはレンズに入る光の量を抑える事で、周囲が明るすぎて白飛びしてしまうのを抑えるだけでなく、被写体をより鮮明に浮かび上がらせたり、コントラストをつけたり光の効果を増幅する為に使います。
またNDフィルターは入射する光を均一に抑えるのに対してGNDフィルターは一部分だけを暗くし、その他の部分はそのまま光を透過すると言う性質を持ったフィルターで最上部が最も暗く、最下部が最も明るくなるので、日中の風景を撮影するのに空の明るさを抑えた写真を撮影するのに適しています。
と言う様にフィルターはデジタル加工では表現できない微細な表現を加えてくれますので、写真加工アプリで簡単に複雑な光の描写等の加工が加えられるとは言ってもフィルターが出す写真の味はまた別です。
そんなフィルターはレンズの前に取付ますので、レンズ口径が違えばもちろん、持っているレンズ口径のサイズの種類分だけフィルターを持つ必要がありますし、複数のレンズ口径の違うレンズを持ち歩く様な場合、当然ながら持ち歩くフィルターは膨大な数となり、ちょっと山の風景を撮りに山へ登るなんて時もかなりの荷物となり大変です。
そこで今回はたった1つのフィルターで、全てのレンズ口径に対応するカメラレンズフィルター「Aurora Aperture Adapter Mount Format Filters」をご紹介いたします。
外から中へ
通常フィルターと言うとレンズに被せて使うものですが、この「Aurora Aperture Adapter Mount Format Filters」はフィルターCCDに被せる事でレンズにフィルターを被せるのと同じ効果をもたらします。
その為にこの「Aurora Aperture Adapter Mount Format Filters」ではコンバージョンレンズの様なカメラ本体とレンズの間に挿入するアダプタ(キャノンEF-EOS R, ニコン FTZ, シグマ MC-11, シグマ MC-21マウント)が用意されておりこのマウントにフィルターは填め込んで使用する様になっていますので、レンズ口径関係なく使えると言うわけです。
また複数のメーカーのカメラを使用していたとしてもマウントアダプタさえ購入すればフィルターは買い増さなくてもそのまま流用できるのも魅力的です。
フィルターは全11何種
そして用意されているフィルターの種類はNDフィルターとしてND4, ND16, ND64, ND256, ND4000, ND65000の6種類、GNDフィルターとしてGND3, GND6, GND12の3種類が用意されています。
この他に天体観測に適した人工光をカットして天体からの光は透過するLPRフィルター、CCDセンサーを有害な紫外線から保護するUVフィルターが用意されており、フィルターは必要なフィルターだけを選べる様になっている他、全てのフィルターをセットで買うと専用のキャリングケースが付属していますので、詳細は組み合わせのバリエーションにつきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/aurora-aperture/drop-in-filters-for-mirrorless-cameras
この記事へのコメントはありません。