冷えていない缶やペットボトルを早く冷やす方法として塩水に氷を入れて回しながら冷やすと早く冷えると言う事は聞かれた事はありますか?
これは塩水を入れる事で氷の融点が0℃から-1℃, -2℃と言った本来氷が溶け始める温度よりも低くなる事で、より低い温度で冷やす事ができますので早く事ができるからです。
しかも回す事により缶やペットボトル内のドリンクが混ざる事で容器内のドリンクの温度が均一化されてより早く冷えますし、それを製品化したものも多数あります。
ただこの冷却方法の一番の欠点は氷が必要と言う点で、大量に冷却する様な場合は氷が足りなくなる事もありますし、なくなるとなかなか製氷機ではそんなに急速に氷を作る事はできません。
そこで今回は氷不要で最大350mL缶6本をたった12分で冷却する事のできる缶クーラー「InnoChiller」をご紹介いたします。
スイッチONで冷凍庫に入れるだけ
この「InnoChiller」で常温のドリンクを冷却するには氷や塩は必要なく、必要なのはスペースのある冷凍庫です。
では冷凍庫に入れるだけでどうしてそんなに早く冷やす事ができるのでしょうか?
その秘密は熱交換です。温めるのも冷やすのも直接熱源に触れている部分から温度が上がったり下がったりします。つまりドリンク缶であれば缶の表面に接触している液体から中心へ向かって冷えて行くのですが、ここで缶の中で自然に起こる熱対流は非常にゆっくりでただ冷凍庫に入れていただけでは10分やそこれでは冷えず、やはり1時間程度は入れておかないと飲み頃温度までには冷えないでしょう。
ですから氷を使い冷やす様な缶クーラーは缶を回す事で氷→缶→液体と熱が奪われて冷えたドリンクを缶を回して攪拌する事で対流を促進してドリンクを早く均一に冷やします。
一方この「InnoChiller」は内蔵された4,000mAhのバッテリーで大型のファンを回す事で常に冷却された冷凍庫内の冷気を缶に当てる事で缶が持つ熱をより早く奪い冷却スピードを速めます。
更に「InnoChiller」はファンが動いている時はファンの回転振動で缶やボトル内のドリンクが混ぜられ、350mL缶であればたった9分、6本セットしたとしても12分で冷却できますので急な来客でドリンクを冷やし忘れている様な場合でも慌てる事はありません。
缶以外にペットボトルやワインボトルも冷却
またこの「InnoChiller」は350mL缶以外にも500mL缶であれば3本、500mLペットボトルも3本同時に12分程度で冷却できる他、ワインのフルボトルやシャンパンボトル等も1本ずつですが11分程度で急速冷却する事ができ常に冷蔵庫に入れて冷やして突然の来客に備える必要がないので、例年の夏の様に冷蔵庫がドリンクでいっぱいになって食材が冷やせなくなるなんて事はなくなります。
30分でできちゃう氷
またこの「InnoChiller」には製氷トレイが付属しており、この製氷トレイに水を入れてセットする事で20個の氷をたった30分で作る事ができます。
これはこの「InnoChiller」に付属している製氷トレイを見てもらうと分かる通り、氷の形が涙型、雨粒型になっており「InnoChiller」が起こした風がより多く当たり水の温度を奪っていく様に考えられているのがよく分かりますので、氷もよく切らすと言う方にも便利です。
そんな「InnoChiller」に興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/msj88/the-innochiller-chill-your-drinks-up-to-8x-faster
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