今、SLA方式(光造形方式)の3Dプリンターと言えばDLP方式がホビー向けは主流です。
その理由は価格の安さと造形スピードの速さに他なりません。
DLP方式はレジンと呼ばれる紫外線を当てると固まる性質を持つ樹脂に紫外線を当てる際に液晶パネルを利用します。
DLP方式は造形物のスライスされたデータを元に液晶パネルにそのスライスデータを表示させる事でバックライトとなっている紫外線を透過したり遮断したりする事で面で造形して行きますので、FDM方式(熱溶解積層法)方式の様にフィラメントを溶かしながら線で造形物を描いてのと同じ様にレーザーを動かす事で線でレジンを固まらせて造形して行くレーザーSLAよりもずっと早く造形する事ができるのです。
ただ解像度で言えばDLPは液晶パネルの解像度に比例するので、どうしてもレーザー方式と比べると1ケタ精度が劣りますが、スピードが上なのと価格が安いと言う事で今はDLP-SLA方式がホビー向けは主流です。
ですが、今回紹介しますレーザーSLA-3Dプリンター「SolidMaker」をご覧になればちょっと考えが変わるかもしれません。
100μmレーザーとリアルタイムキャリブレーション
通常、ホビー向け、パーソナル向けのレーザーSLA 3Dプリンターの場合、小型化の為と製品の価格を抑える為に一般的には300μm程度のレーザーモジュールを使います。
ですが300μmのレーザーを照射するとどうしても精度が落ちますが、この「SolidMaker」は100μmのレーザーモジュールを使用する事でほぼ商業用のレーザーSLA 3Dプリンターと変わりません。
更にこの「SolidMaker」は320mm/sと言う高速造形スピードを行いながらXY解像度3μmと言う驚異的な解像度を持っており、これにはリアルタイムキャリブレーションと言う技術が使われています。
一般的にキャリブレーション、位置の初期化は造形を始める前に1度だけ行い、後は造形データに基づいて造形して行くのですが、どうしても高速で動かすとギアやベルトのバックラッシュ等で微妙な位置ズレを起こして行き、これが積もり積もって最終的に解像度となって現れます。
ですがこの「SolidMaker」では常にベッドの位置を計測し位置をμmレベルで調整していますのでその位置ズレがないのです。もちろんレーザーヘッドも常に位置補正を行っているので、この「SolidMaker」ではホビー向け、パーソナル向けながらXY解像度3μmと言う価格的には有り得ない解像度を出しています。
しかも造形サイズは120 x 120 x 150mmと、ちょっとしたフィギュアを個人的に造形するのであれば申し分ありません。
プリントはUSBメモリー
そんな高精度な「SolidMaker」ですが、プリントに関して1つだけ注意が必要です。
この「SolidMaker」は価格を抑える為に余分な機能が省かれています。それはPCやタブレットから直接プリントできる様にUSBやWiFi接続と言った機能が省かれている事です。
この「SolidMaker」に許されたプリント方法は造形データをUSBメモリーにコピーし、それをこの「SolidMaker」に差し込むプリントする方法です。
また高い方の”SolidMaker Pro”は3.5インチのタッチパネルを搭載しているのですが、安い方の“SolidMaker”はタッチパネルすら省かれていますので、初心者向きではありません。
ただレジンは専用のものではなく市販のものが使え、ランニング費用が抑えられる様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/solidmaker/solidmaker-affordable-laser-sla-3d-printer
SolidMakerの購入のやり方が英語でわかりません、どうやったらいいのでしょうか?
はじめまして。
Kickstarterでの募集は終了しており、現在はindiegogoでの募集となっていますので、まずindiegogoへ登録して頂く必要があります。
その後商品ページの”GET THIS PERK”のボタンを押せば発送先の登録となり、その後支払いに使うクレジットカードの番号登録となります。
ありがとうございます、日本語翻訳で”特典を入手”からはいることができました。
SolidMakerをクラウドファウンディング後のindiegogoにて2019/12/9に支払いをしました。(購入ではないそうですね。)
フェイスブックは更新してないし、連絡しても無視されるしで、金持って逃げたんでしょうか?
直接連絡できる方法をご存知でしたら、教えていただけると助かります。
はじめまして。
indiegogoでしたら”Contribution”の一覧から該当の案件の”View details”をボタンを押し、移行した画面で”CONTACT”のボタンを押してメッセージを送る事がえきますよ。
でもKickstarterのコメント欄も見てみるとコロナウィルスの件で出荷できない旨が書かれていますので、もう少し待ってみてはいかがでしょうか?
小生も中国のバイヤーに発注した部品が発送できない状態でもう1ヶ月以上待たされてますので。
ご親切に、お返事ありがとうございます。
CONTACT”のボタンを押してメッセージを送ったのですが、過去にも3回ほど送って全部無視されている状態です。
メルアドを添えたり、中国語翻訳で送ったりしたんですけれどね。
私は寄付で特典を選択した者なので、indiegogoから話してもらうということができないんですよね。
indiegogoからも、「自分でやって~」と言われている状態です。
でもまあ、今は非常事態なので4月くらいまで待ってみます。
お返事いただけて少し気が楽になりました。
ありがとうございます。^^
SolidMakerをindiegogoで寄付特典をまっているんですが、いまだに返事がありません。コロナの影響だと思うんですが、もう7月で半年経っています。ほかの日本の方々はSolidMakerを入手できているんでしょうか?
同様にKickstarterで2019年8月にクラウドファンディングしました。solid makerの3Dプリンター製品がやっと、2020年7月に送られてきました。コロナの影響で配送できなかったようです。詐欺ではないです。
SolidMakerをindiegogoで寄付特典をまっているんですが、いまだに返事がありません。詐欺にあったと諦めています。
SolidMakerをindiegogoで寄付特典をまっているんですが、いまだに返事がありません。詐欺にあったと諦めています。寄付特典なので返金されないのは、分かっています。さすが中国ですね。