ワイヤレスイヤホンを選ぶ際にみなさんが注力するのはやはり音質と価格でしょう。
音質重視の方ならカスタムメイドのイヤホンを選ばれるかと思いますが、殆どの方は安くて音質の良いモノと一見相反する特性を追い求め上がるものです。
ですが昔は高価だったパーツも量産化やバージョンアップで、少し前の規格のものであるとか、量産化で部品単価が安くなったものは、かなり良い音質のイヤホンを安価で手に入れる事ができます。
そこで今回はBT5.0、TWS、CVCノイズキャンセラー、AACコーディックにツインドライバーと言うちょっと魅力的なスペックを持ちながら$30前後で購入可能なワイヤレスイヤホン「KZ S2」をご紹介致します。
デュアルコイルドライバーとは?
この「KZ S2」には2つのドライバー、つまりスピーカーが使われています。そのうちバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーで使われている30095ドライバーはオーダーメイドなイヤホンで広く選ばれているドライバーで、この「KZ S2」では超高音域の再生を担っています。
そしてこの「KZ S2」で採用されているデュアルコイルドライバーですが、これは既存のダイナミック型とバランスド・アーマチュア型では1つのドライバーが再生できる音の範囲と言うのはかなり狭く、低音から高音域まで人間の可聴域の範囲の音を全て再生しようと思えば3つ4つのスピーカーを組み合わせないと再生できません。
ですからイヤホンの様な小さな筐体では入るドライバーの数が限られていますので、どうしても再生できる周波数が狭くなってしまうのですが、このデュアルコイルドライバーを使う事で1つのドライバーで幅広い周波数の音を再生する事ができるのです。
構造的にはドーナツを思い浮かべて頂ければ良いのですが、電流す事で磁界を発生させる事で磁石のついた振動板を動かすボイルコイルを振動板の外側と内側、つまりドーナツの真ん中の穴の中と、ドーナツを取り囲む様にボイスコイルを設置し、外側のボイスコイルは低音を、真ん中のボイスコイルは高音と言った2つの違う周波数の音を再生できる様になっています。
AACコーディックにCVCノイズキャンセラー対応
ドライバーが高性能なのでとても良いサウンドを体験できるのは何となくご理解頂けたかと思いますが、そのドライバーを生かすのも殺すのもワイヤレスイヤホンの場合は各種処理回路です。
まずこの「KZ S2」にはAirPods Proで有名になったアクティブノイズキャンセラーが搭載されており、周囲の雑音に影響されず自室の中と変わらない環境で楽曲を楽しむ事ができます。
またこの「KZ S2」ではAACコーディックと言ってiPhoneを初めとするApple製品で採用されている、アナログな音をデジタル化して電波に乗せて飛ばし、そして受信した側でデジタル信号をアナログな音信号に変える際の決まり事、フォーマットを採用していますのでiPhoneをはじめとするApple製品をお使いの方であれば、ベストな音質で楽曲を楽しむ事ができます。
またBluetooth5.0も同時に採用する事で、疑似的ではないリアルなステレオサウンド、TWS(True Wireless Stereo)で楽曲を楽しめます。
なおTWSやツインドライバーにより連続再生時間は最大4時間になっています。
エルゴノミックデザイン
そしてイヤホンの場合、AirPodsの様に耳に引っ掛けるタイプのイヤホンをインナーイヤー型、AirPods Proの様に耳栓の様に耳にはめるタイプのイヤホンをカナル型と言います。
どちらも指紋と同じで100人いれば100人、1000人いれば1000人、1万人いれば1万人違うと言われている耳の形にフィットさせる形状にする事は不可能です。
そこでこの「KZ S2」と同じカナル型は様々なイヤーチップと呼ばれる耳の中に入れる耳にフィットさせるアダプタを数種類用意して1番耳にフィットするものを使用するのですが、それでも激しい運動等をすると振動で抜け落ちて行きます。
そこで本体の形状が重要なのですが、この「KZ S2」ではオーダーメイドのイヤホンに近い形状で、耳の中で動かない様にどの様な場合でも耳のどこかに当たり保持力を保つ様に考えられていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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