セグウェイと言えば、倒立振子制御を世界で初めて実用化し、絶対の倒れない2輪の移動ビークルを作った事で有名ですが、その後様々な乗り物をリリースしています。
その中でも注目を得たのが昨年初めにリリースした”セグウェイ ドリフト W1”ではないでしょうか?
この”セグウェイ ドリフト W1”は、言うなれば車輪が片側に1つしかないローラースケートの様なもので、セグウェイと同じ体重移動で前後に進む事ができますし、もちろん体重を左右に乗せ替える事で自由に曲がる事も可能です。
そして今回紹介するのは、既に1製品商品化して販売もしている電動キックスケーターなのですが、市販化しているキックスケーターES2はどちらかと言うと従来のキックスケーターにブラシレスモーターを取り付けただけの様なもので、あまりカッコ良いものではありませんんでしたが、今回紹介する「Ninebot KickScooter Air T15」とてもスタイリッシュにデザイン性も良くなっています。
人に優しい設計
この「Ninebot KickScooter Air T15」の特徴として1番に挙げる事ができるのが、”人に優しい”と言う事です。
まずデザインですが金属フレームを露出させず樹脂フレームで覆い隠して、身体が触れても怪我をしない構造・設計になっているだけでなく、さすが長年、不安定な2輪で安定して自立できる移動ビークルを作っているだけあって、スマートフォンに入れたアプリからなのですが、最高スピードを6km/h, 10km/h, 15km/h, 20km/hと制限スピードを変える事ができる様になっている事です。
例えば人がよく建物から出入りする、見通しの良くない構内や建物内、倉庫内を移動する様な場合、ついつい急いでいると人間はスピードを出してしまいがちになりますが、それはかえって事故の元となります。
ですが予めスピードを出なくしておけば抑止効果が働いて、事故の危険性を減らす事ができます。
また250Wのブラシレスモーターを内蔵しており、15%の坂路も楽々と登る事ができますので、敷地が傾斜地にある様な場所での移動も楽々とこなせます。
フットブレーキで安全走行
次にこの「Ninebot KickScooter Air T15」はあえてフットブレーキを採用する事で安全を担保しています。
と言いますのは電動キックスケーターの多くは元々キックスケーターはブレーキはリアのフットブレーキだけであったのに前後輪にブレーキを備えハンドブレーキで止まる様に変えています。
ですが前重心で乗る事の多いキックスケーターにおいて前輪にブレーキをかけると前につんのめって転けてしまう可能性がありますし、後輪のブレーキも前重心で後輪に体重がかかっていないとタイヤにロックがかかってタイヤが路面を滑って転けてしまう可能性がこちらもあるのです。
ですがリアのフットブレーキは踏む事でリアタイヤを地面に押しつけて停止しますので、前につんのめったり後輪がロックされて車体が横滑りしたりして転けたりする危険性がないので実は安全なのです。
しかもフットブレーキを踏むとリアのブレーキランプが点灯する様になっていて、後ろに止まる事を知らせる事ができる様にいますので後方から近づいて来る方、そして自分自身も合わせて危険を事前に察知する事ができます。
更にフットブレーキは電源のON/OFFを兼ねていますので、「Ninebot KickScooter Air T15」を降りた後にアクセルを握ったままで誤ってアクセルを回してしまい「Ninebot KickScooter Air T15」を暴走させると言う危険性もない等、本当によく安全には配慮されています。
ほぼワンハンドルで折り畳み
そしてこの「Ninebot KickScooter Air T15」はハンドル部分を折り畳んでストレートにし、リアタイヤを軸に引いて移動できる様になっているのですが、その折り畳む時も、ハンドルの中央部分を握る事でハンドルが自動で折り畳まれ、その流れでハンドル部分を倒してストレートにして引っ張って移動する事ができる様になっています。
また展開する場合もロックは片手で外せてハンドル部分を立てられるので、折り畳みする際に手が汚れないのもこの「Ninebot KickScooter Air T15」の良い点です。
そしてまた、フロントにはLEDヘッドライトの他にスマートフォンにインストールしたアプリから色を変更できるラインLEDが内蔵されおり、夜間走行時はとても綺麗に車体を演出する事もできる様になっていますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
ただ発送はアメリカ、カナダの2国だけとなっており、日本には直送してもらえず代行業者等を利用する必要がありますのでご注意ください。
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