ポンと置くだけで充電できるQiワイヤレス充電ですが、実際に利用していて思っているよりも充電に時間がかかっているな、なんて事を思う事ってありますか?
Qiワイヤレス充電と言うのは電磁誘導を利用しており、送電側のコイルで磁場を発生させ、その磁場の中に充電側のコイルを置く事で受電側に磁気誘導によって電気を発生させて充電させます。
ですからQiワイヤレス充電において送電用のコイルと受電用のコイルの位置関係をピッタリと合わせる事により送電効率が上がりより早く充電できますし、逆にズレるとわずかな電流しか流れませんので充電が非常に遅くなります。
では目に見えないコイルの位置をどうやって合わせるのか?それは充電器、スマートフォン双方がどれくらい発熱しているかを見る事で分かります。
位置がズレればズレるほど送る事ができなかった電力は熱に変換されて発熱・放熱しますので、ワイヤレス充電器やスマートフォンが非常に熱くなります。
一方、コイルの位置関係がズレていなければ発熱は殆どありませんので、どれくらい熱を発しているかで最適な位置を知る事ができます。
更にもう1つ、充電を遅くする原因があるのですが、その対策を打ったバッテリー内蔵のQiワイヤレスモバイル充電機「The DROP」を今回はご紹介します。
厚み3mmのケースまでok!!
ではQiワイヤレス充電において充電を遅くするもう1つの原因と言うのは送電用のコイルと受電用のコイルの距離です。
磁場の強さは距離が離れれば離れるほど弱くなりますので、スマートフォンにつけているケースの厚みが厚かったり、ケースに金属の板が入っていたり金属部品が入っているとその金属によっても磁場は遮蔽されてしまい発電効率が落ちます。
ただQiワイヤレス充電器の多くは、このコイルの距離まで言及したものはごく少数でAndroidなら10W,iPhoneなら7.5Wで急速充電できますとしか書かれていませんが、実際に発生させる磁場が弱いワイヤレス充電器はケースの厚みが厚いと充電できず、Qiワイヤレス充電器ばかりが熱くなるだけです。
ですがこの「The DROP」は発生させる磁場が非常に強く、3mm厚のケースまでAndroid10W,iPhone7.5Wでの急速充電を保障していますので、手帳タイプのケースを使っている方も、充電の速さを実感できます。
インジケータで充電表示
そしてこの「The DROP」では確実に充電されている事を充電器底面に内蔵された白色LEDがゆっくりと点滅を繰り返す事で確認する事ができ、もしバッテリーを節約したい場合は、「The DROP」側面の+ボタンをダブルクリックする事でLEDは消灯できます。
そしてケースの厚みが厚かったり、スマートフォン内の受電用のコイルの位置が大幅にずれていて充電できない場合や、金属を含んだものを置いてQiワイヤレス充電器を破損させる危険がある場合は、青色LEDを高速点滅させて知らせてくれ、位置がズレている様な場合は少しずつ位置を動かして白LEDのゆっくり点滅になる位置を探る事で適切な充電ポジションを知る事ができます。
2台を同時に充電
そしてまた、この「The DROP」には入出力兼用のUSB-Cポートを1ポート備えており、5,000mAhの内蔵バッテリーでUSB-Cポートに接続した充電ケーブルでスマートフォン等を充電できる他、ワイヤレス充電も行う事ができます。
また逆にUSB電源に接続する事でこの「The DROP」の充電ができます。
充電ドッグ
またその他に「The DROP」には充電ドッグが標準で付属しており45W以上の出力を持ったUSB-C PD電源を接続する事で「The DROP」を最速で充電する他、出力用のUSB-Aポートを持っており、「The DROP」を充電しつつスマートフォン等を接続して充電する事ができますので、充電ドッグに「The DROP」を接続した状態ではワイヤレスで1台、そしてワイヤード(ケーブル)で2台、合計3台のデバイスを充電する事ができますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/sumproducts/the-drop-redefining-portable-power
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