今やUSB-C電源は100W出力が当たり前の様になっており、しかもコンパクトです。
そしてその波が最近ではモバイルバッテリーにも波及して来ており、ごくまだ少数ではありますが、USB-C PD100Wで充電可能なモバイルバッテリーも増えており、MacBook Proでグラフィックの編集の様なバッテリーをたくさん消費する様な作業も、外出先でバッテリー残量を気にしつつ見辛いけれどバッテリーの持ちをよくする為にモニターの輝度を落として見辛いのを我慢しなが作業すると言う事をせずに済むメリットがあります。
しかも100W出力と言う事は一般的には電源の全ポート合わせて100Wなので、複数台のデバイスを同時に充電すると各ポートの出力は減りますが、それでもUSB-C PDに対応したポートのうち1ポートは45W程度の出力は保障してくれていますのでMacBook ProとiPad、iPhoneを同時に充電してもMacBook Proが全く充電されないと言う様な事にはなりません。
ですが今回紹介するモバイルバッテリー「SuperTank Pro」はMacBook Proを2台同時充電可能な、ほぼ現在では最強とも言えるモバイルバッテリーです。
USB-C4ポート、合計出力最大138W
ではまず最初に4つあるUSB-Cポートを使った充電時の出力性能から見て行きますが、この「SuperTank Pro」ではOLEDディスプレイを正面に見て左側2ポートUSB-C1、USB-C2がそれぞれ最大100W出力が可能なポートで、右側2ポートUSB-C3、USB-C4が最大18W出力が可能なポートに分けられています。
そしてUSB-C1、USB-C2どちらか1ポートのみを使用する場合は最大出力は100Wになりますが、USB-C1、USB-C2を併用して使用するとぞれぞれの最大出力は60Wとなり、MacBook ProとSurface Pro等を2台同時に最大60Wで充電する事が可能ですので、もちろん使いながら充電すると言う理想的な使い方が可能となっています。
そしてUSB-C3とUSB-C4においてはどちらか一方のみですと最大出力は18Wなのですが、USB-C3,USB-C4を併用すると2ポート合わせて最大15W(5V/3A)と出力なり、4ポートを全て使用すると最大出力135Wでの充電が可能です。
つまりこの「SuperTank Pro」はUSB-C充電のノートPCを複数台同時充電できる性能を重視している事がよく分かります。
充電の見える化
次にこの「SuperTank Pro」はポータブルバッテリーと位置づけながら、大型の家電製品が使えるモバイル電源の様にOLEDディスプレイを備えています。
そしてどのポートが何ワットで出力しているのかをリアルタイムで見る事ができるのです。
よく、充電していて充電マークは表示されているのになかなか充電されないと言う事はよくありますが、そう言う場合、デバイスが悪いのか、バッテリーや電源が悪いのか、ケーブルが悪いのかよく分かりません。
そう言う時にディスプレイがあると例えば充電ケーブルを違うものに変えて充電電流が増えてればケーブルが劣化していたのだな、と言う事が分かりますし、出力ポートを変えたら充電できたら電源の方ですし、ケーブルも接続ポートも変えても充電電流が増えないのであればデバイスが悪いと言う事が分かり、MacBookならSMCのリセットで対処できます。
と言う様に、充電の不具合に対する対処が充電電力の見える化で迅速に行える様になりますし、Qiワイヤレス充電器などはどの位置に置けば1番最速に充電できるのかを見極める事ができます。
パススルー&100W充電
またUSB-C1とUSB-C2は共に最大100W出力が可能なポートですが、と同時に最大100Wでこの「SuperTank Pro」を充電する事ができるのです。
つまりUSB-C PD100Wに対応したUSB-C電源を持っていればアッと言う間に「SuperTank Pro」を充電できますし、移動中、出かけ際でも割と短時間で充電できます。
またパススルー充電と言って、入力された電力をそのまま出力に回す充電方法もできますので、「SuperTank Pro」にUSB-C PD100W電源を接続した状態で16インチのMacBook Proを接続すれば、「SuperTank Pro」がバッテリー残量がなくても100WでMacBookを充電します。
と言う様にモバイルバッテリーとは思えない性能を持ったモバイルバッテリーですので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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