みなさん、キャッシュレス決済は使われていますか?
スマートフォンを使用したQRコード決済ではなく、非接触ICカードや電子マネーと呼ばれるカードで、iDやQuickPay、Visa Touchと言った種類のかざすだけで決済可能なカードでのキャッシュレス決済です。
スマートフォンを使った電子マネー決済ではアプリを起動してカードを選び、支払い可能状態にまでしなければ支払いに使う事はできませんが、かざすだけで支払いが可能な非接触ICカードはスキマーと呼ばれるカードに記録された情報を抜き取る装置を近づけるだけで簡単に情報が抜かれ、そして複製されて支払いに使用されます。
ただ日本では磁気テープのついたクレジットカードやキャッシュカードのスキミング被害は取り上げられても、非接触ICカードのスキミング被害は今までは使用されている方も少なかったので今まで話題に上ったりする事も殆どありませんでしたが、キャッシュレス決済の増えた今、他の西欧諸国の様に被害が増えて行かないとも限りません。
そこで今回は享禄にスキミングの電波を遮断するクレジットカードサイズのRFIDブロッカー「VoidScan」をご紹介致します。
16cmの範囲内の非接触ICカードを保護
一般的に非接触ICカードはスキマーを使えば理論的には約6m離れた場所からでも非接触ICカードの情報を抜く事ができます。
つまり、レジの後ろに並んでいる方がスキマーを持っていて、自分が支払いの為に非接触ICカードを財布から出せば確実に非接触ICカード内に記録された情報を抜く事ができると言う訳です。
その為、従来の非接触ICカードを保護するRFID(Radio-Frequency Identification)ブロック機能を持った財布等は金属プレートを入れてスキマーの電波を遮断する様になっていますが、財布から出せばその効果は無効になります。
ですがこの「VoidScan」では、半径16cmの範囲内でバリアーを張った様に機能しますので財布から出す際に一緒に取り出せば、レジの後ろの人からスキミングされる様な事はありません。
また財布の中に入れておけば半径4cmの範囲内でスキミングの電波をブロックする事ができます。
バッテリーフリーで動作
ではこの「VoidScan」では一体どの様にしてスキミングからカードを守るのかと言いますと、非接触ICカードと同じです。
非接触ICカードはリーダー(読み取り機)から発せられる電波をカードに内蔵されたアンテナで受信する事で発電を行い(Qiワイヤレス充電と原理的には同じです)、そしてカードに書き込まれた情報をリーダーへと電波で送信する様になっています。
ですのでこの「VoidScan」も、スキマーから発せられる電波を受けて発電するのですが、この「VoidScan」から放出されるのはデジタル化された情報ではなく13.56MHzの妨害電波で、この妨害電波により非接触ICカードから発信されるカード情報はブロックされリーダーへは届かないと言う様な仕組みになっています。
つまりこの「VoidScan」を持っていれば一生使い続ける事ができますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/voidscan/voidscan-the-skeleton-rfid-jamming-card
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