ピック弾きで演奏している最中にピックが滑って落としてしまったなんて経験は誰にでもあります。
ピックは一般的には貝殻の様な形状の平らな樹脂で作られており、それに様々なカラーリングが施されたり、様々な絵がプリントされているだけですので、ライブ中に緊張して手指に汗をかいてしまったり、長時間演奏して手指に汗をかくピックで弦を弾く時に弦にピックが引っ掛かり汗で指からスルリと抜け落ちるなんて言う事はよくあります。
ですからギタリストは予備のピックを携帯したり舞台上の自分のスペースに置いておいたりするのですが、その他に滑り止めのシールを貼ったりと工夫をしますが、シールを貼る事でギターピックで弦を弾く時の感覚が違って来たり、音が変わって来たりしますので最近では滑り止めの役割を果たす凹凸のついたピックもあり、今回紹介するギターピック「ROMBO 2.0」もそんな凹凸のついて滑り辛くしたピックです。
ROMBO HORIZON-1.4 mm
さてこの「ROMBO 2.0」は4種類のピックで構成されているのですが、それぞれのピックの特性を説明する前にこの「ROMBO 2.0」のバックボーンをまずはご紹介します。
この「ROMBO 2.0」は31ヶ国1552人のギタリストが参加して開発されたピックで、ギタリストの方からヒアリングを行いそして試作品を作り、テストを得て残ったのがこの4種類のピックで構成される「ROMBO 2.0」で、素材としては車のバンパーや内装材などにも使われている耐衝撃性、及び高い強度を持つ熱可塑性ポリマーが使われています。
更にピックノイズを減らす為に弦と当たる部分はポリッシュ仕上げにして摩擦を少なくする工夫が施されている他、汗でピックが滑って落とさない様に指がかかる部分はマイクロノジュール加工(ザラッとしていて指が引っ掛かる様になった加工)が施されています。
そしてこの”HORIZON-1.4 mm”においてはボディとチップの曲率が広いため、ギターの弦をスムーズにスライドさせることができる様になっている他、 山の様に模様になった部分はしっかりとしたホールド感が出る様に設計されています。
ROMBO PRISMA – 0,8 mm
次に古くからある三角形状の”PRISMA – 0,8 mm”は相対的な形状をしており、どの面で引いても指で感じる感覚は同じ様になっています。
そのため、ピックが破損したり摩擦によって摩耗してくれば回せばまた別の面で引き続ける事ができる様によく考えられている他、マイクロノジュール加工は指が滑られない様にと考えられた滑り止めの役目を果たす加工で、滑り辛い事を利用してピックを緩く持って弾くと言った様な演奏の仕方が可能になり、それによってマイルドな響く音を奏でる事ができます。
ROMBO CRISP-1 mm
次に”ROMBO CRISP-1 mm”の幾何学的な凹面のデザインは、1mm厚と言う厚みとシャープな先端との相乗効果で低音域において非常に柔らかで暖かいトーンを出す事が出来る様に工夫されています。
ROMBO JADE-2,3 mm
そして最後の”ROMBO JADE-2,3 mm”は厚みも2.3mmありますので主にベース用のピックとなりますが、ギターで使うとレスポンスも早く、エッジの効いた音となりファンキーなカッティングやコードストロークに向いています。
またブラックはリサイクル素材を使うなど環境に配慮したピックとなっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/rombopicks/reinventing-the-guitar-pick-rombo-20
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