最近、家電量販店などに行くと専用コーナーが作られていたりする湯煎調理器具ですが、湯煎調理の魅力は材料を1つの袋に詰めれば後は湯煎調理器に任せておけば湯の温度管理をして料理を仕上げてくれる所で、その間に別な料理を作ったり、全く違う家事や仕事をしたりと言った所と、何より食材をゆっくりと低い温度で加熱しますので、食材に含まれる水分が抜けて行かない事によって食材の細胞の中に水分がそのまま残り、肉や魚は本当に柔らかく仕上がる事と味がよく染み込むと言った所にあります。
ただ湯煎調理は手軽で便利なのですが、1つ難点は時間がかかると言う所です。フライパンでステーキを焼けば数分で焼けますが、湯煎調理をすると30分や1時間は余裕で時間がかかってしまいますので、予め時間に余裕のある時にしか使えません。
そこで今回は、湯煎調理と普通に鍋やフライパンを使って調理ができるIHクッキングヒーター「Njori Tempo」をご紹介致します。
1Kのマンション住まいの方にピッタリなブックサイズ
まずこの「Njori Tempo」は縦38cm×横28cmしかなく、パーツを収納したコルク製のケースと合わせても厚みは8cmしかありませんので、狭い1Kのマンション住まいの様な方にはキッチンの片隅、ブックスタンドの片隅に立てかけて収納しておけるので、とても便利です。
またガラストップなので掃除も簡単ですし、友人達と鍋をすると言う様な時もコルク製のケースの上に「Njori Tempo」を置き、その上に鍋を置いて鍋パーティーでもすれば、熱に弱い机も変形したり、化粧フィルムが剥がれたりと言う事もないのでどこででも使えます。
またこの「Njori Tempo」には加熱すると言う機能にプラスして材料の重さを計測すると言った使い方ができる様になっており、キッチンスケールが不要になっているのも便利な機能の1つです。
直接鍋の中に挿入可能な温度センサーでリニアに温度管理
次にこの「Njori Tempo」の便利な所は直接鍋の中に入れる事のできる温度センサーが付属している点です。
実はIHクッキングヒーターの場合、使う鍋やフライパンの素材によっては設定した温度よりも±10℃くらい差が出るのは当たり前で、IH対応と書いていない鍋やフライパンを使うとそれ以上に温度差が開き、表示温度を信用したばっかりに料理を失敗してしまうと言う様な事も出て来ます。
ですがこの「Njori Tempo」では鍋底で鍋の温度を計測するセンサーも搭載しているのですが、それでは1℃単位の細かな温度管理は出来ず、そう言ったしっかりとした温度管理をされたい方には別途、鍋やフライパンの中に入れる事のできる温度センサーが付属しています。
ですからフライ物や天ぷらと言ったものも鍋底から副次的に油の温度を計測するのではなく、温度センサーで油の温度を直接計測する事で、レシピ通りの揚げ方させすれば焦がしたり、火が通っておらず生だったりと言う失敗を避ける事ができます。
加熱の早い湯煎調理
またこの「Njori Tempo」は湯煎調理が出来る様になっています。
それには煮炊き物や揚げ物に使った温度センサー(プローブ)と、お湯を攪拌する為のサーキュレーターが必要なのですが、それもデフォルトで付属していますので、これ1台購入すれば普通にIH調理から湯煎料理まで幅広い料理手法を試す事ができます。
また加熱はIHクッキングヒーターで行いますので電熱線を使った湯煎調理器具よりも加熱が早く、また温度変化もお湯の中に差し込んだ温度センサーで計測していますので1℃単位で微妙な調整が可能です。
但しスマートフォンからのコントロールと言った様な事はできないので、レシピを見て温度や時間はボタンやダイヤルを使って設定しなければいけませんが、そんなに手の込んだ湯煎料理を毎日作る様な事でもない限り問題はないでしょうから、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/njori/njori-tempo-the-smart-cooker-for-adventurous-chefs
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