食品を保存する上で1番の敵は酸素です。
食品は酸素と触れる事で酸化(=劣化)が進みますので、酸素と触れない様に容器などに入れて保存するのが1番なのですが、容器に入れたとしても一定量の空気は容器の中に残りますので、その空気の中に含まれる酸素量だけは酸化が進みます。
そこでオススメなのが真空パックです。
真空パックは容器の中から空気を抜いた状態で保存しますので、食品の劣化を引き起こす酸素が容器内に存在しないと言う事になりますので、食品の劣化を最小限に止める事ができる他、真空容器の場合は容器内に空気が残らない事で熱も伝わらない(容器から直接食品に伝わる熱はありますが)ので、温度変化による劣化も防げるなど、非常にメリットが多いのです。
そこで今回は真空容器だけでなく、真空パックも使える真空パック機「SEALVAC」をご紹介致します。
どこでも作業できるワイヤレス
今回紹介する真空パック機「SEALVAC」は、何とワイヤレスなのです。
つまり真空パックする為にコンセントを探したり、コンセントを延長したりする事なく、作業したい場所でどこででも作業する事ができるのです。
一般的に真空作業を行うには広くて平らな場所、リビングテーブルの様な場所を使って行うのが簡単です。
何故ならパックに食材を詰めて真空パックにセットして真空処理をマシンにしてもらうのですが、食材の入ったパックの口を真空パック機の溝にセットしなければならないのですが、その際にパックの口が真空パック機の溝に水平にかつパックの口の部分にシワが寄らない状態でセットしなければならず、そうする為にには食材の入ったパックを水平に置いて真空パック機にセットしなければならない為です。
ですので、リビングテーブルの周りにコンセントがないと言った場合、どこか壁のコンセントから延長して来なければなりませんが、この「SEALVAC」はそう言った手間がかからないのが便利な所で、ワイヤレスなのは収納と言う点においてもケーブルを巻き取ったりする必要がない上に専用のスタンドが付属しており、立てて収納できコンパクトに収納できるのもオススメポイントです。
市販パッケージのシールが可能
そしてこの「SEALVAC」は、真空パックできるのは真空パック専用の袋のみなのですが、空気が入らない様にパッケージに熱を加えてシールして密閉するだけなら商品の入っていたパッケージをそのまま使えると言うのも嬉しい所です。
多くの真空パック機がシールも、専用の袋だけしか出来ない事を思うと、市販のパッケージをそのままシールできると言うのはポイントが高く、ポテトチップスの袋などはクルクルと口の部分を丸めてテープを貼ったり、輪ゴムを巻き付けておいても、暫く放置すると湿気てパリパリ感がなくなっていますが、密閉してしまう事でいつまでもパリパリ感を残す事ができます。
ただ気を付けないといけないのは、シールする部分に食品の粉などが付着していると完全に密閉できない事があるので、そこは注意が必要です。
パックしながらUV-LED殺菌
そして「SEALVAC」には食品のパックの口を差し込む溝の部分に紫外線LEDが仕込まれており、真空パック作業と共に紫外線を照射して殺菌する機能も持っています。
これは例えば肉や魚と言った水分を多く含む食材を真空パックした際にどうしても真空圧力によって食材から水分がドリップして出て来てしまい、真空パック機の溝の部分にたまると言うのはよくあります。
真空パック機の方はアルコールなどで作業後に拭き上げておけば雑菌が繁殖したりしませんが、真空パックの方はと言うドリップした液体を拭き上げても何かの菌が残留しているかもしれません。
そう言った残留した菌を紫外線でゼロにするのがこの「SEALVAC」の紫外線LEDの役目でもありますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/wiheim/sealvac-food-vacuum-sealer
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