モバイルバッテリーの性能の差はもちろん充電を制御する回路によっても差は出て来ますが、大きく差が出て来るのがバッテリーです。
従来、18650と言う規格の電池と同じ形状をしたリチウムイオンバッテリーを使用しているのが殆どで、どのメーカーの18650バッテリーを使うのかが、最大出力に大きく影響して来ます。
例えばUSB-C PDで100W出力できるモバイルバッテリーの場合、電圧は20Vで電流は最大5A流れる事になります。このうち電圧はステップアップコンバータで昇圧する事が可能ですが、電流だけは1本のバッテリーから瞬間にどれだけの電流を引き出せるかがカギとなって来ますので、バッテリーの出力性能がモバイルバッテリーの出力性能に大きく影響します。
そこで有力視されているのが自動車用のバッテリーで、高出力のモバイルバッテリーはパナソニックがテスラと共同出資して作ったギガファクトリー製の18650バッテリーを使用しているのですが、今回紹介するモバイルバッテリー「ONveexen 100」は、テスラ製の21700バッテリーを採用し、最大265Wとモバイルバッテリーとしてはもはや化け物です。
動作状態が分かるディスプレイ付き
モバイルバッテリーを使っていて気になるのは本当に急速充電できているかです。
特に充電に使用するケーブルと言うのは使っている間に劣化して行きますので、充電が遅いなと感じてケーブルの性能をチェックすると、殆ど電流を流さなくなっていると言うのはよくあります。
ただ、ケーブルテスターを持ちおかしいなと思ったらテストするなんて人は稀で、言うなればエンジニアがマニアくらいしかチェックしませんので今の給電状態が把握できるディスプレイが搭載されていると言うのは、本当に充電できているのかが確認でき安心できます。
なおこの「ONveexen 100」にはUSB-C PD(Power Deliver)で100W入出力可能なUSB-C1,USB-C2の2つのポートとUSB-C PDで最大45W出力のUSB-C3ポート、最大22.5W(5V/3A, 9V/2.5A, 12V/1.87A)出力のUSB-Aポート、合計4つの有線ポートを持っており、MacBook Proを2台同時にそれぞれ100Wで充電できる他、1ポートを入力に、そしてもう1ポートを出力にして「ONveexen 100」を充電しながら「ONveexen 100」に接続したデバイスを充電すると言ったCCCV充電にも対応しています。
また100W出力のUSB-C PD充電器を使用した場合、約50分で「ONveexen 100」をフル充電できると言うのも1つの魅力的なところです。
MagSafe対応ワイヤレス充電
また、この「ONveexen 100」にはワイヤレス充電にも対応しており、1つは最大5W出力でAppleWatchの充電に対応しています。
もう1つは最大15W出力でMagSafeに対応しておりiPhone12シリーズならMagSafeによってキッチリと位置出しが出来ますので最大7.5Wでの急速充電が可能ですが、5W,15Wどちらのワイヤレス充電もデバイスを置く歳の目安としてコイルの位置がマークしてありますので便利です。
LED照明も内蔵
更にLED照明も内蔵しており、災害時やキャンプなどのアウトドアでは非常照明としても活用する事ができますし、暗闇でバックの中の持ち物を探したりと言う時にもLED照明が内蔵されていると言うのはとても便利ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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