みなさんは昭和の時代の電化製品は、西日本で使っていた電化製品を東日本へ持って行っても使えないと言う事はご存じでしたか?
一部、電気アイロンの様なものや電気コンロの様な電気を熱に変える様な電化製品は大丈夫だったのですが、洗濯機や電子レンジ、蛍光灯と言ったものは使えませんでしたし、扇風機やドライヤー、掃除機などはモーターの回転スピードが変わるので西日本で使っていたものを東日本へ持って行くとパワーが弱くなったりしました。
これは東日本は50Hz、西日本は60Hzと周波数の違いによるもので、ただ周波数が違うと言うだけで昔は引っ越しをすると電化製品が使えなくなると言う事があったのです。
またこれが海外となると日本の電源は100Vですが、世界では110V,220V,230V,240Vと様々な電圧が使われており、昔は渡航先の国のコンセントの形状だけでなく、電圧や周波数を調べてから電源コンバータなるものを持参しなければ日本の電化製品を海外へ持ち出して使う事はできませんでした。
ところが今ではそう言う電圧や周波数を気にせず使える電化製品が大半で、みなさんがスマートフォンの充電に使っているUSB電源アダプタもどの国に行っても使えます。
ですがコンセントの形状が違うので渡航先の国のコンセント・アダプタだけは持参しなければなりません。
ですが今回紹介する「Passport GO」はその国のコンセント形状に合わせて変形しますので、事前に調べたり購入したりする必要がない上に何とUSB電源を内蔵していますのでUSB電源アダプタも不要なのです。
GaN半導体使用で軽量・コンパクト
この「Passport GO」はUSB-C PD(Power Deliver)×1とUSB×3の合計4つのUSB電源出力ポートを備えたワールドワイドアダプタなのですが、注目すべきはこの「Passport GO」にはGaN(窒化ガリウム)半導体が使用する事で価格は多少高いのですが、非常に軽量でコンパクトなので荷物の制限がある旅行には最適なアダプタであると言う事です。
このGaN半導体は電流を流した時の抵抗が極端に少ない為に発熱が少なく、場合によっては放熱版等の放熱する、熱を逃がす為の装置が不要な為にコンパクトかつ軽量に電源アダプタを作る事ができるからです。
例えばMacBook Pro 13″ (2016) Touch Bar搭載モデルの61W電源アダプタは194gもありますが、この「Passport GO」はその他の機能があるにも関わらずそれよりも軽くたったの159gです。
しかもUSB-C出力は最大30W(20V/1.5A)で、USB-Aは12W(5V/2.5A)で合計で30W出力となります。
またコンセントもマルチコンセントとなっており、イギリスで買ったコンセント形状の違うUSB電源アダプタを日本で使うと言う様な使い方も可能です。
ただACコンセントの出力は最大6Aで電圧が100Vなら600W、250Vなら1500Wとなるので、ドライヤーや電気調理器等と言った大量に電力を消費する電化製品を使う場合は注意が必要です。
レバーをスライドするだけでコンセントが変形
そしてこの「Passport GO」のもう1つの特徴は従来の製品から受け続いているレバーをスライドするだけで飛び出るコンセントプラグです。
マルチコンセントを謳う製品は実際のところ数多くあるのですが、この「Passport GO」の様にレバーをスライドさせるだけで簡単にコンセント形状を変える事ができる製品は少なく、慣れない間はマニュアルを見なければ変形できなかったりするのですが、この「Passport GO」はコンセントに差し込んでみて差さらなければレバーを変えれば良くマニュアルも不要で使えるのが便利ですので、もし海外へよく行かれる方で興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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