カメラ用のフィルターで良く使用するのはNDフィルターとCPLフィルターです。
NDフィルターは入射する光の量を調整するフィルターでCPLフィルターは海面等で反射する反射光をコントロールするフィルターで、どちらもより鮮やかな写真や凝った映像表現を実現させる為にには欠かせないフィルターになっていますが、撮影に行く際に現地の天候がどうなっているのか、また下調べ等をして行かなければ現地の状況も分からないで、かなりの数のフィルターを用意して持って行かないと後悔する事になりますで、撮影は相当な荷物になります。
一方で最近ではNDフィルターはVND (Variable Neutral Density)フィルーターと言って1つのフィルターで入射光を可変調整できるフィルターが出来ており、NDフィルターはVNDフィルーターフィルターに置き換える事で持ち歩く枚数を減らす事ができ、今回紹介する「Freewell Magnetic VND Kit」は従来販売していたマグネットマウント式のフィルターキットに新たに加わるVNDフィルターキットです。
画期的なマグネットマウント
マグネットマウントは磁力によって吸着するだけでなく、プラス極とマイナス極をうまく配置する事でiPhone12シリーズで採用されたMagSafeの様に近づけるだけで寸分のズレもなくピッタリと合体するのが1番のメリットです。
これまでのフィルターはネジ式でしたのでフィルターを取り替える際にはフィルターを回して外し、そしてまた回してはめると言う作業が必要で、動かないものを撮影するのであれば撮影時間もタップリあるので構わないのですが、動くものや刻一刻と状態が変化して行く様なものを撮影する場合にはシャッターチャンスを逃がしてしまう可能性が高くなります。
そう言った意味でマグネットマウントを採用したFreewell Gear社のフィルターは画期的でシャッターチャンスを逃がしません。
直感的なタッチの出るVNDフィルター
またVNDフィルーターはフィルターのリングを回す事で透過する光の量を変えるのですが、その際危惧されるのがファインダーを覗いた状態でリングを回してポジションがしっかり出せるのか、と言った点です。
一般的なVNDフィルーターフィルターはノッチがあり、リングを回すとカチッとはまってフィルターの目盛を見なくても分かる様になっているのですが、問題はVNDベースとVNDフィルターも磁力で吸着する様になっており、目盛を見ずにVNDフィルーターを回して位置出しが手の感覚だけで出せるかなのですが、そこは安心して良い様で、目盛の部分でカチッと言う感覚が指先に感じられる様になっています。
また何かに当たってリングが回ってしまわないかと言う心配もありますが、これもそれぞれのリングの溝同士が嵌合する事で防いでいますので大丈夫です。出を把握することができます。
フィルターの内訳
では一体、「Freewell Magnetic VND Kit」はどの様になっているのかと言うと、まず最初にベースリングがあり、これはレンズに回し止めして固定します。
またベースリングは58mm, 62mm, 67mm, 72mm, 77mm, 82mm, 95mmの7サイズがラインアップされており幅広いレンズをサポートしています。
そしてベースリングに貼り付けるフィルターとしてはVNDベース、MISTCVNDベースの2種類があり、後者の方は光に広がりやアクセントを加えるグロー効果を出す為のND1効果を合わせ持つフィルターになります。
そしてVNDベース、MISTCVNDベースの上に取り付けるフィルターとしてVND2−5、VND6−9の2種類のフィルターがあり、VND2-5はND2,3,4,5とCPL、VND6−9はND6,7,8,9とND32/CPL効果を出す事が出来ます。
またカメラからマグネットフィルターを取り外さなくても良い様にマグネットレンズキャップも付属しており、フィルターをカメラにつけたまま持ち運びも出来る様になっていますので、もし詳細をご覧になりたい場合は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。