SSDに使われるメモリーチップの3D化はメモリー容量密度を上げるのに非常に寄与しており、今ではフリスクサイズケース大のSSDも珍しくはありません。
ただ現状を見ると、AppleのProRes4k@120fps録画に対応する為に必要なインタフェースはUSB3.2 Gen2で良いため、この規格だと最大アクセススピードは20Gbps止まりとなります。
ただこれでもかなり早く、日常扱う様なファイルの読み書きでは不自由はありませんが、Adobe Premiereなどを使い直接外部のSSDから数十Gバイトもの大きな動画ファイルを読み込んで編集作業をされている様な方には読み書きスピードに不満を持っている方もおられるかと思います。
そこで今回は、コンパクトでアクセススピードの早いSSD「PicoDrive」をご紹介致します。
最大アクセススピード40Gbps
今回紹介する超コンパクトなSSD「PicoDrive」には1TB、2TB、4TBの3つの容量バリエーションが用意されており、なおかつデータ通信規格としてUSB4、Thunderbolt4をサポートしています。
そのため、このSSDのアクセススピードは理論値では40Gbpsと現時点で最速のSSDになり、実際の読み込み、書き込みスピードはこのSSDを使用するPCやタブレット、スマートフォンの性能に大きく左右されますが、予めベストなM.2 MVNe SSDを選択し搭載する事で読み込み4000MB/s、書き込み3500MB/sと、内蔵のSSDと遜色のないスピードでアクセスする事が出来ます。
そしてまたUSB4やThunderbolt4と言った最速の規格に対応しているとUSB3やUSB2と言った従来のUSB端子しか搭載していないPCでは利用する事が出来ないと思っておられる方が多いのですが、実際にはそう言った事はなく、このSSD「PicoDrive」でも普通の古いPCでも使用する事が出来ます。
しっかりとした放熱設計
次にこう言った小型のSSDを選択する上で、データ通信規格や読み書きスピード、そして容量なども非常に重要になりますが、もう1つ熱対策がしっかりと施されているのかが重要になって来ます。
と言うのもSSDと言うのはデータを転送し続ければ続けるほど発熱し加熱されて行きます。そのためスマートフォンを使い過ぎて熱くなり過ぎて高温注意で暫くスマホが使えなくなると言う事を体験された事がある方もおられるかと思いますが、SSDでも同様にある一定以上に温度が上がるとデータ転送が出来なくなります。
そのためSSDに対しても熱対策がしっかりと施され、アクセスが止まらない様にしてある事が重要になって来るのですが、この「PicoDrive」ではケースにアルミ合金を使いケース全体で熱を放出する設計にする事で夏場のエアコンの効いた部屋であれば50℃を上回らない設計となっているため、空調の効いた部屋であれば問題なく連続して使用する事が出来ます。
Apple ProResにも対応
そしてこのSSDにはAppleの4k ProResにも対応しておりiPhoneでの動画撮影時に直接、このSSDに映像を記録する事が出来ますし、オプションでコの字型のコネクタが用意されていますので、撮影も楽に行えます。
そしてオプションにはこの他にiPhoneなどに給電しながらこのSSDを接続する為のコネクタなども用意されています。
そしてまた、この小さなSSDの為にキーチェーンなどのオプションも用意されており、ぶら下げたり身に着けたりして持ち歩く事が出来る様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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