一般的なコールドブリューコーヒーメーカーは1秒に1滴かそれ以下のスピードでコーヒーの粉に水を落としてドリップする為に1杯のコーヒーを入れるのにも6〜8時間と言う、ちょっと飲みたいなと思ってもすぐには飲む事のできない長いドリップ時間がかかります。
そのため本格的ではなくても、お湯でドリップすれば苦味が多く出る様なコーヒー豆でも、苦味が少なく透き通った味わいが楽しめる水出しコーヒーを楽しみだけでが、出汁パックやお茶パックにコーヒーの粉を詰め、ピッチャーに注いだ水と共に冷蔵庫で一晩(6〜8時間)寝かせておけば、ホットとは違う水出しコーヒーらしい味わいのコーヒーを味わう事ができます。
ですがどうしても、水出しコーヒーはコーヒー豆の量は同じでもコールドブリューコーヒーの様にドリップしませんので水っぽい感じは否めません。
そこで短時間、と言っても2時間程度は必要ですが、それでも普通のコールドブリューコーヒーメーカーよりは6倍速くドリップできるコールドブリューコーヒーメーカー「Driver」を今回はご紹介致します。
3分割されたバスケットで6倍速
では何故このコールドブリューコーヒーメーカー「Driver」は一般的なコールドブリューコーヒーメーカーの6倍も高速でドリップできるのかと言いますと、コーヒーの粉を詰めてあるバスケットを3分割しているからなのです。
一般的なコールドブリューコーヒーメーカーはバスケットは1つで、そこに厚くコーヒーの粉が詰められておりそこに1滴、1滴、水滴を落として行きますので抽出する時間は水滴の落ちるスピードに比例します。
一方この「Driver」ではバスケットが3つに分割されており、ドリップされた水滴はセパレーターで分割されてそれぞれ3つに分けられたバスケットに詰められたコーヒーの粉の上へとドリップされますので言うなれば3台のメーカーを使ってドリップしているのと同じ様な状態でドリップする事ができますので実質これで3倍のスピードでドリップできる事になります。
またバスケットを3つに分割してコーヒーの粉を詰める厚みも薄くする事で落ちた水滴がフィルターを通ってドリップされるまでの時間も半分になりますので、総じて6倍のスピードでドリップする事ができるのです。
そして600mLのコールドブリューコーヒーメーカーをドリップするのに要する時間は2時間程度なので、確かにドリップする時間は2時間でも長いのですが、逆に1/3の時間で本格的なコールドブリューコーヒーメーカーが飲めると思えば、朝起きてすぐにセットしておけば、家事を終えて一息つく頃には出来上がっていて、ちょうどお茶の時間にする事ができます。
浸け置き水出しコーヒーにも
次にこの「Driver」はドリップする以外にも、冷蔵庫の中に水とコーヒーの粉を混ぜた状態で置いておくだけの超簡単な水出しコーヒーも作る事ができるのですが、この時コーヒーの粉はお茶パックに入れるのではなく粉と水を完全に混ぜた状態で冷蔵庫の中で6〜8時間寝かせますので、本格的な水出しコーヒーを味わう事ができます。
また最終的には最初にウォータータンクにセットしたステンレス製のメッシュフィルターを通って水出しコーヒーは濾されて抽出されますので多少苦味は出るかもしれませんが、水っぽくはなく本格的な水出しコーヒーを味わう事ができます。
水出し緑茶でリラックス
またこの「Driver」ですが、ドリップ方式はコーヒーだけですが浸け置きなら水出し緑茶や水出しの紅茶でも浸けておくだけなのでコーヒーと同じ様に水出しする事ができます。
ですが水出しの緑茶はただ水で出すと言う以外にも水出しでしか得られないメリットがあり、それはアミノ酸の一種であるテアニンと呼ばれる玉露に多く含まれる成分を抽出する事ができ、普通の茶葉でも玉露の様な味わいを出す事ができるのです。
ただこのテアニンはカフェインやエピガロカテキンガレート(EGCG)と言う物質によって効果を弱めれるのですが、水出しする事によりこのカフェインやEGCGの抽出を抑える事ができるのです。
そしてこのテアニンは美味しさをアップするだけでなく脳をリラックスさせると言う効果がある事がジャーナルなどで報告されていますので、水出し緑茶を試してみたくなった方も詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/driver-cold-drip/driver-cold-drip-coffee-maker
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