電子書籍リーダーに使われているE-Ink、電子ペーパーは画面に表示するデータを書き換える時にのみ電力を消費する為に非常にバッテリーの消耗が少なく、バッテリー容量を少なくしても何日も充電せずとも使用し続ける事ができるため、電子書籍リーダーに使われて来ました。
ただカラー化が難しい為に従来は白黒のものしかなく、コミックなども同じデータをスマホやタブレットで見るとカラーで表示されるものも電子書籍リーダーでは白黒でしか読めませんでした。
ですが最近、カラーのE-Ink、電子ペーパーが開発された事でまだまだ高価ながらカラーの電子書籍リーダーやAndroidタブレットが登場して来ており、今回紹介する「TopJoy Butterfly」はAndroid11 OSを搭載したタブレットになります。
DES(Display Electronic Slurry) e-inkディスプレイ採用
カラーのE-Inkディスプレイを開発しそして販売供給しているメーカーはまず数少なく、今回紹介する「TopJoy Butterfly」では中国の威峰科技(WEIFENG)が開発したDES(Display Electronic Slurry)のラインナップから7.8インチと6インチのE-Ink、電子ペーパーを採用しています。
このDESの特徴は白黒なら300dpi、カラーなら150dpiと(今のスマホと比較するとかなり粗い事は否めず、布地にプリントされたキャラクターを見ている様な印象を受けるディスプレイです)高精細でなおかつ4096色までの発色ができるので、セル画を表示させたりするとちょっと色褪せて見えるかもしれませんが、複色刷りのコミックであれば十分、紙のコミックと同じ様な感じで読む事ができます。
また 6インチは185g、7.8インチは315gと重さも白黒の電子書籍リーダーとそれ程違わず6インチではおそよ35日、7.8インチですとおよそ70日も連続使用する事が可能です。
カラーでも書換スピードは同じ
そして白黒の電子書籍リーダーと同じ様にカラーのE-Inkも反射型のディスプレイ(外部の光源によって表示するディスプレイ)ですので、スマホなら画面が超見辛い様な日差しが照りつける屋外でも普通に紙の本と同じ様に読む事ができますし、バックライトで明るく照らすスマホを使って読む場合と違って目が疲れません。
ただ電子ペーパーは液晶画面の様にパッと絵が変わる訳ではなく、じわっとした感じで画面が書き換えられますので、OSにAndroid11を搭載しWebページを見たりYoutubeを再生したりする事も可能ですが、再生された動画は書換スピードが追いつかずにカクカクとしているだけでなく何が表示されているのか分からない状態になるので、映像を表示するのには不向きだと言う事は覚えておかなければなりません。
スピーカー&マイク搭載
またこの「TopJoy Butterfly」は6インチはマイク、7.8インチはマイクとスピーカーを搭載していますので7.8インチの方はオーディオブックなどを再生すると言った用途にも使えますし、バックライトも内蔵しており、使用するとバッテリーの減りは早くなりますが、暗い場所でも電子書籍が読めますので、夜ベッドに入った後寝付くまで本を読むと言った用途にも使えます。
また7.8インチはノイズキャンセリング機能付きマイクとスピーカーを使ってカメラがないので音声通話する事も可能ですし、6インチタブにもスピーカーは内蔵されていませんが、またWiFiの他にBluetoothにも対応していますのでBluetoothスピーカーを接続すればオーディオブックの再生が可能です。
そしてもしこの「TopJoy Butterfly」を電子書籍リーダーとして使うのであれば、EPUB、FB2、MOBI、RTF、PDF、TXT、その他の読書アプリなど、事実上すべての電子書籍形式をサポートしており、今まで購入した電子書籍もこの「TopJoy Butterfly」で読み直す事も出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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