何十年もBBQをやっていればある程度、これくらいの炎だったら食材の焼き上がり時間やひっくり返すタイミングも分かりますが、そんなに回数も重ねてない上に普段全く料理をされない様な方がいきなりBBQで焼き役を任されると決まって、火加減がうまく出来ずに食材を焼いている際に焦がしてしまうと言う事が起こります。
しかも炭は火が回れば安定した燃焼で温度も一定に保たれるだけでなく炭は持ちが良いので炭を加える頻度も少なくて済むのですが、チャコールは直ぐに燃え尽きますので頻繁に燃料補給しなければならず食材を焼く炎、熱が安定しないと言う事が起こります。
そこで今回はペレットを燃料に使う事で安定した火加減で調理できるだけでなく地球にも優しい「ASMOKE」をご紹介致します。
ペレットとは
ペレットとはカプセル状に木材片を加工したもので、加工された木材の端材をチップ状にしたものを更に細かくして押し固めたものになります。
ですからペレットは言うなれば従来では紙の材料としても再利用できない捨ててしまう、燃やしてしてしまっていた廃材を使って作られていますので、非常にエコな上に燃料として安いのが特徴です。
そしてペレットを使う事で2つのメリットがあります。
1つは燃えかすが少ない事です。既に細かく砕いた木材片を固めていますので燃焼性が良く、完全燃焼して燃えかすが少ない為、地球に優しいだけでなく燃えかすの処理と言った点でも元々あったペレットの体積の1/50くらいの量にまで減ってしまうのでゴミの量も少なくて済みます。
そして元々、破片にしたものを固めているペレットは着火性も良く火起こしがとても早く楽なだけでなく不完全燃焼ガスを殆ど出さないので、火起こしの臭いで周囲に迷惑をかけたりと言う事がありません。
260℃までの温度調整機能
そしてこの「ASMOKE」はペレットの自動供給装置を搭載する事で一定の火力で燃焼を継続できるだけでなく、何と温度調整機能も持っています。
つまりBBQ初心者の方であっても温度を適切に設定する事で焦がす事がなくなりますし、チキンやビーフの塊肉をローストすると言った様な場合でも、本来ならずっと側について火加減を見ていなければいけませんが、この「ASMOKE」を利用する事で放置しておいても自動的に料理は出来上がりますので、その分の時間を別な料理の時間に費やしたり、別な作業に当てたり、子どもさんと遊んだりと言った時間に変える事ができます。
また温度調整機能はグリル全体の温度を見る他に、直接素材に温度プローブ(温度計)を差しての温度調整も可能となっていますのでローストビーフの様な料理もこの「ASMOKE」では可能です。
蒸し調理!?
そしてこの「ASMOKE」ではアップルやチェリーと言った燻製料理に使われるペレットを燃料として使う事で燻製機を使わなくても燻製料理を作る事ができますので、ただ焼くだけでなくスモーク料理も作る事が可能です。
更にこの「ASMOKE」には蒸し料理的な、ちょっと変わったスモーク料理も可能です。
ちょうど装置下部に液体を入れておく為のトレイを備えており、ここに水を入れておく事でペレットの燃焼熱で水が過熱され湯となり水蒸気になって蓋を閉めた「ASMOKE」の中に充満しますので、食材表面をパサパサではなくしっとりと仕上げる事ができます。
またここにワインやウィスキー、リキュール類を入れる事で、ステーキをフランベするのに似た調理が可能となっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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