AppleのAirTagはBluetooth通信しかサポートしていませんので、基本的には20〜30m以上AirTagがペアリングされたiPhoneと離れると通信が切れてタグの居場所を見失います。
ですがAitTagのBluetooth通信圏内に全く知らない方のiPhoneが存在しているとその方のiPhoneを通じ、全く他人のiPhone所持者には知らせない状態で位置情報が自分のiPhoneへと送られて来ますので、今の日本では街中にいれば、もしAirTagをつけた荷物や、AirTagを首輪に取り付けたペットがいなくなったとしても容易に追跡する事が可能です。
ですが人里離れた場所ではそうは簡単には居場所を見つける事は不可能です。
そこで、人里離れた山奥で携帯電話が圏外になる様な場所でも居場所を探す事のできるGPSトラッカー「LEAP」をご紹介致します。
衛星経由で位置情報を通信
今回紹介するGPSトラッカー「LEAP」の最大の魅力的な点は衛星電話のサービスを提供しているGlobalstar社の低軌道衛星衛星(LEO:Low Earth Orbit)を使い位置情報を衛星を使って通知する機能がある所で、「LEAP」が世界中のいかなる場所にいても(一部Globalstar社が衛星通信サービスを提供していないアフリカ大陸中部地域….etc)「LEAP」に内蔵されたGPS受信機によって得られた位置情報を元に「LEAP」の場所を探し当てる事ができる所です。
ただ衛星通信は非常に高価ですので常に位置情報を送信するのではなく、こちらから検索をかける事で位置情報を通知する様になっており、サービス価格は4回/日で1月あたりの利用料は$8で、無制限プランは$50/月で提供され最小15分間隔での検索が可能になる他、$400/年と言うプランも用意されています。
ただ衛星通信は費用がかかるだけでなくバッテリーの消費も高いので、衛星通信モードでは「LEAP」が場所を変えた時だけ位置情報を送信する様になっていたり、省電力化が行き届いた設計になっています。
5G, LTE通信
次にこの「LEAP」ではLTE(4G)及び5G回線を使ったCat-M1、NB-IoTにも対応しています。
このCat-M1やNB-IoTと言ったサービスは小型のIoT装置(気象観測装置等々)が安価にデータ送信できる様にと作られた規格で、国内大手3キャリアどこでもサービスをおこなっており概ね500円/月で利用する事ができるのですが、この「LEAP」でも$5/月でサービスを提供しており、場所の検索はほぼリアルタイムです。
ですから、人里離れた携帯の電波が受信できない様な地域に行く事はないと言う方であれば、こちらのプランを選んでおくと、愛犬が逃げた時に容易に探し出せますし、愛猫が出かけたら2〜3日帰って来ないけど、いつもどこをウロウロとしているんだろうと言った探索目的にも利用する事ができます。
またスマートフォン側の機能としてジオフェンス(仮想的なフェンスを張り巡らせてエリアを設定する事)を設定して、設定地域外へ出たりするとアラートを出す機能がありますし、A-OK機能では特定の指定された場所に到着した際に通知する機能で、子どもさんに持たせて学校へ着いた、出たと言ったアラート設定をしておくと通学も安心です。
Bluetoothタグ
またこの「LEAP」はGPSトラッカーとしての機能以外にBluetoothタグとしての機能も持ち合わせています。
Bluetoothタグの機能としてはこれはごくごく一般的なBluetoothタグと同じで、スマートフォンと通信しているBluetooth通信が切れると通知され盗難や置き忘れを知らせてくれます。
またこの他にACTIVITY機能と言う機能があり、「LEAP」に内蔵された加速度センサーが動きを検出して通知すると言った機能もある他、IPX8防水で水中に落としたとしても大丈夫ですので自転車等に取り付けておき盗難対策的な使い方もできる様になっていますので詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://igg.me/at/leaptracker/x/7929074#/
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