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全地形対応、15kgまでのカメラ機材を載せリモートコントロールで自走する三脚「Snoppa Rover」

みなさんは、ジンバル、スタビライザーと言ったジャンルのカメラ用の手振れ補正装置を使われた事はありますでしょうか?
ビデオカメラの多くは手振れ補正機能が古くから搭載されていますが、今、動画撮影にもよく使われるデジタル一眼レフにはそう言った機能は搭載されておらず、プルプルと画面が震える映像ではなく安定した映像を撮影しようと思えばジンバル、スタビライザーと言った装置は欠かせませんし、移動しながらの撮影ですと尚更です。

ですが手持ちでの撮影ではいくら手振れを抑えるジンバルやスタビライザーを使ったとしても画面の揺れは抑えられますが、凸凹している路面を移動しての撮影ですと画面が上下に揺れるのだけは避けられません。
そこで今回は、そう言った路面の悪い場所でも安定した低速移動撮影が可能な自走する三脚「Snoppa Rover」をご紹介致します。


最大30km/hで自走する三脚


今回紹介する三脚は、それぞれの脚にインホイール・モーターを内蔵し、何と最大時速30km/hで自走する事ができる三脚です。

しかも地面から受ける振動を吸収するそれぞれの脚に取り付けられたショック・スプリングと姿勢をコントロールする制御ドライブ、そして路面の変化を検知しドライブを制御するジャイロセンサーによって砂利道の様な場所では完全に姿勢を制御するのは難しいかもしれませんが、舗装道路での凹凸、芝生のグラウンドや公園、砂地のグラウンドと言った場所では完全に姿勢を制御し、地面に対するカメラの位置を完全に制御し移動し続ける事ができます。

また時速30km/hは陸上のトラック競技の様なものの撮影もわざわざレールを引かずともこの「Snoppa Rover」を走らせるだけで併走撮影する事ができますし、自転車に併走しながらアングルを変えて撮影したりと言う様な用途にも利用する事ができます。


3つのコントロール方法


そしてこの「Snoppa Rover」には超高速通信可能なWiFiモジュールを搭載しており、スマートフォンやタブレットで「Snoppa Rover」に取り付けたカメラから送られて来たリアルタイム映像を見ながらラジコンの様に動かす事ができる他、ラジコンのプロポを使ったコントロールも行えます。

更にスタジオ撮影等では「Snoppa Rover」をカメラマン自らが持ち動かしながら撮影できるのですが、その際、カメラを覗きながら一定速度で水平に移動したり前後に移動したりと言った動作は非常に難しいのですが、この「Snoppa Rover」にはハンドルコントローラーが装備されており、そのコントローラーを操作する事でインホイールモーターが一定スピードで回転し移動しつつ撮影したりする事もできます。


自動化できる豊富な撮影モード


そしてこの「Snoppa Rover」では予め「Snoppa Rover」の動きを記録させる事で自動撮影可能な撮影モードが豊富に用意されています。
例えばある被写体を中心に360°回転しながら撮影するArc-Mode、ある地点から地点までカメラの向きや移動スピード、移動方向などを予め設定、プログラミングしておく”Pre-program Mode”、ジグザクに「Snoppa Rover」を移動させてもカメラの向きだけは絶対固定の”In Lock Mode”などがあります。
更に”Follow Mode”は「Snoppa Rover」の動きに合わせて滑らかにカメラをパンさせるモードがあったり、ある被写体と距離を保ちつつ、被写体が移動すれば追随して移動する”Target Mode”、撮影中にカメラの前を横切った被写体を追いかけて撮影する”Smart Object Tracking”と言った様なモードがあります。

ですからこの「Snoppa Rover」があれば撮影はほぼ自動化する事ができ、たった1人で動きのある撮影もこの「Snoppa Rover」なら可能ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/atom2/snoppa-rover-electric-stabilization-cinema-dolly

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