非常に種類も数も豊富になって来たスタンド型ブックスキャナの良い所は昔のスキャナとは違いコンパクトに折り畳めるものもあり収納に便利な他、画像の認識精度の向上によって非常に高速でスキャンが出来るだけでなく、歪んだ本の紙面を真っ直ぐに補正する機能を持っていたり読み込んだ本をOCRアプリと連携させて文字起こしをしたり、そのままPDFファイルに変換したりと非常に機能が豊富です。
ただ難点を言えばぶ厚い本を取り込んだ際に補正があまり聞いておらず、山なりの紙面の面影を残したまま取り込まれる事があったり、紙質によってライトの光が反射してハレーションを起こして取り込まれたりする事もある事なのですが、それら従来不満に思っていた事を一気に解消し、本当に綺麗に本を取り込んだとは思えない状態で各種ドキュメントを取り込んでくれるブックスキャナ「ET24 Pro」をご紹介致します。
サイドライトで紙面のハレーションを抑制
まずこのブックスキャンは2400万画素と言う従来のスタンダードなブックスキャナで採用されているCCDの倍の解像度を持つCCDを搭載しており、その解像度は320DPIとこれまたスタンド型のブックスキャナとしてはケタ違いの解像度を誇っています。
そしてこのブックスキャナ「ET24 Pro」はカメラの横に備えられたLEDライトの他に脱着する事が可能な補助ライトを備えています。
このサイドライトは、光を反射し易いコーティングされた紙やインクを使っていた場合、どうしてもLEDの光が反射してハレーションを起こしてしまい、中には自分で補助ライトを用意し横からライトを当ててハレーションを抑える様にされている方もおられたと思いますが、この「ET24 Pro」は最初からサイドライトが標準付属しており、より綺麗に紙面の取込が出来る様に考えられています。
また取込に関しては、例えば1枚のペーパーでしたら無造作にマットの上に置いても自動的に向きを補正して自動取込してくれますし、写真や名刺などはマット上一面に広げて置く事で、複数の写真や名刺を一度にバラバラのデータとして取り込む事も可能です。
更にこの「ET24 Pro」ではポスターなどのマットに乗らない様なものも、折って折り返して取り込む事で自動的に繋げて1枚の画像に仕上げてくれる機能を持っていたりと非常に優秀なスキャナです。
レーザーカーブフラットテクノロジー
またブックスキャナの多くは取り込む際に本の紙面の歪みを修整して取込む機能を持っているのですが、この機能のせいで紙面は真っ直ぐなのに文字が歪んで取り込まれると言った事象があるのも事実です。
そこでこの「ET24 Pro」ではレーザーカーブフラットテクノロジーと言う独自開発をし、特許まで取得した技術を用いて、レーザーを本に当てる事で本の紙面の凹凸の状態を正確に計測する事でより歪みが少なく真っ直ぐに補正できる様になっている他、PCのディスプレイに映し出される取込み画面を見ながらページとページの間の繋ぎ目とディスプレイに映し出されるオレンジ色の線をピッタリと合わせて取り込む事で、開いた紙面を水平な状態に保つ為のアシストカバーと言うアダプタも付属も併用する事で本当に綺麗に歪みのない状態で取込む事が出来ます。
HAMI出力搭載でOHPにも
そして最近ではPowerPoint等を使ってプレゼンテーションをする機会の方が多く、OHPに資料を取り込んでスクリーンに映し出すなんて事はほぼしませんし、機材も置いていない所があったりしますが、この「ET24 Pro」ではHDMI出力を持っており、大型モニターやプロジェクターに接続し、昔ながらに紙の資料や本、写真などを大きくモニターに映し出してプレゼンテーションすると言った使い方も出来る様になっていますので、もしスペック等の詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
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