キャッシュレス決済の浸透は、最近いつ現金を使ったっけ?といつ現金を使ったのか思い出せないほど、現金の使用が減っているだけでなく、スマートフォンを使ったQRコード決済や電子決済によって財布そのものすら持たないと言う方も増えています。
ですが、全ての支払をスマホで出来るのかと言うとそうではなく、少なくとも少しの現金とカード類は持ち歩かなければならない方に本革を使った超薄くて軽い財布「Smoll Wallet」をご紹介致します。
本革財布なのに驚異の厚み1.3mm
一般的に財布を薄く作ろうと思えば、作り方や構造はもちろんの事ですが、素材そのものも薄く厚みのないものを使わないと、いくつも重ねられた素材によって厚みはどんどんと増して行きます。
ですから薄くてコンパクトなミニマム財布と言うジャンルの財布が登場して数年が経過しますが、その素材は樹脂であったり金属であったり、布であったり、カーボンであったりと元々素材そのものが薄いものが選ばれており、本革の様な厚みのある素材は重ねるとそれなりに厚みが出てしまいます。
またカットされた革を縫い合わせて仕上げたとしてもある程度太い糸を使って縫い合わせないといけませんので縫い目と縫い目が重なると更に厚みが増しますし、元々革と言うのは布と同じ様なもので、硬質紙を革でサンドイッチした状態で縫わないと形状を保つ事ができませんので、必然的に革2枚分の厚み+硬質紙でかなりの厚みになるのですが、この「Smoll Wallet」に言えば、レーザー加工機で切り出した革を折り紙の様に折り曲げ形に仕上げる事で本革製の財布とは思えない厚み1.3cmと言う極薄さを実現しています。
更に言えば、留め具1つでしか留めていませんので自ら組み立てるDIYキットも用意されており、自分で財布を作ると言った楽しみも提供してくれています。
長財布のLong Wallet
そして「Smoll Wallet」には長財布とコインケースの2つの財布がラインナップされており、長財布の方は折り畳んだ時のサイズが縦95mm×横190mmで、日本のお札も折らずに収納できるサイズになっています。
また財布の中はカードホルダー(革を一部カットする事でそこに差し込む様になっています)が3ヶ所とコイン用ポケット、そしてお札用のポケットに分けられています。
そしてこの財布の特徴として財布の蓋を切り欠きに差し込む事で蓋が不用意に開いて中のお金やカードが落ちない様になっているのが特徴で、この構造、仕組みのおかげで厚みが1.3cmに抑えられているのです。
更に蓋を閉じた状態でもう1つ秘密のポケットがあり、そこにはiPhone 13 Pro Maxも収納できるポケットが設けてあり、何と財布にスマホを収納できると言う、財布の概念を超えた収納性を備えています。
Compact Wallet
そしてコインケースの方は大きさが縦95mm×横110mm、厚みは長財布とほぼ同じです。
こちらはカードの収納スペースはなく、従来からあるコインケースと同様にコインと3つ折りないし4つ折りにしたお札を分けて収納できる様になっており、コイン用ポケットは財布を傾けてコインをスライドさせた時にコインが落下しない様に滑り止めがついています。
更にこの財布、雨が降ったり、水をこぼしたりした時に水に濡れ、それが染み込んだ後にシミとして残らない様に革のグレイン側に撥水・防汚加工を施してあるので、革財布は初めて持つと言う方でも安心して使える様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/studio-smoll/smoll-envelope-wallet-leather-design-reinterpreted
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