自然災害によってインフラの供給停止が続くと、ライフラインの自活を考える所ですが、ライフラインを自活すると言うのは生やさしいものではありません。
例えば水、日本は井戸を掘れば出る地域が多い事から水は何とか確保できますし、ガスも基本的に自活は無理なので都市ガスをプロパンやカセットガスでの代用が出来ますが、電力だけは太陽光パネルがあったとしても発電できるのは太陽が出ている日中だけで、夜は蓄電池に頼る事になるのですが、昼間に雨が降っていたり曇り空が続くと発電量が減るため非常に電力は不安定になります。
そのため、蓄電池の容量は多ければ多いほど安心できるのですが、蓄電池の容量に比例して価格は上昇するので考え物です。
そこで今回はバッテリーモジュールを増やす事で蓄電量を蓄電量を増やす事ができるホームパワーステーション「BLUETTI AC500 & B300S」をご紹介致します。
合計出力10kWのインバータAC500
今回紹介するホームパワーステーションは”AC500”と言うインバータと、”B300S”と言う、バッテリーモジュールに分かれており、最初に紹介するのはインバータの”AC500”の方なのですが、このインバータの合計出力が10kWととんでもなくハイパワーなのです。
10kWがどれくらいなのかと言えば、例えば電子レンジを600Wで温めモードで動かした場合、単純計算で15台の電子レンジを同時稼働させるくらいの出力があると言う事で、これ1台あれば、IHコンロは別として一般家庭のキッチンにある電化製品をいつも通りに冷蔵庫も含めて普通に動かせると言う事になります。
では実際にどう言った出力ポートがあるのかと言えば、まずモバイルデバイス関係を充電する為のUSB系やワイヤレス充電に関しては
USB-A 5V/3A×2ポート、18W×2ポート
USB-C USB-C PD100W×2ポート
Qiワイヤレスチャージ 15W×2
となっております。これに加えACコンセントは
120V/20A(L14-30)×3
120V/30A(TT-30)×1
120V/50A(NEMA 14-50)
と言う様にEV車の充電や電動工具などの電源としても利用する事ができる使用となっており、この他に12V/30AのDC出力、24V/10Aのシガープラグも備えています。
そしてAC500単体での最大出力は5000Wですが、「スプリット フェーズ ボンディング機能」と言うAC500とB300Sのセットを2台とオプションとなっている分電盤を使う事で最大10kW出力の電力コンセントを構成する事も可能です。
バッテリーモジュールB300S
次にバッテリーモジュールB300Sは1台あたり3,072Wのバッテリー容量があり、EV車のバッテリーとして採用が増えている3500回充放電しても80%以上のバッテリー残量を維持できるLiFePO4を採用しています。
またこのB300SとインバータAC500はデイジーチェーン接続する事で、何台でもB300Sを増やす事ができ、B300Sを増やせば増やす事で、それだけ総電力供給量を増やす事ができます。
そしてB300SにはACコンセント出力はありませんが、USB-C PD100W出力ポートを1ポート、最大出力10WのUSB-Aポート、12V/10A出力のシガープラグを備えており、バッテリーモジュール単体でもUSB装置の充電が可能な様になっています。
ソーラーパネルBLUETTI PVC400
そして最も懸念される自然災害の事を考えると、バッテリーを充電する為のソーラーパネルがあった方が心強いのは言うまでもありません。
そこでインバータのAC500はソーラーパネルをダイレクトに接続して充電できるMPPTコントーラーを搭載しているので、もしソーラーパネルをお持ちならそれを直接AC500に接続してB300SOSバッテリーモジュールを充電する事ができますし、オプションで用意されているデイジーチェーン接続して充電可能な最大出力420Wのパネルも用意されています。
こちらのパネルは重さが約14kgと重いのですが、持ち運べないレベルのものではないのでアウトドアでも使えますし、パネルの角度を変える事ができるスタンドもついていますので、もしこのパワーステーションに興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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