HDD(ハードディスク)と言えばPCでデータの保存等に使うと言うイメージが強いのですが、今ではAndroidやiPhone、iPadでも外付けのHDDに接続し、スマートフォンのストレージを圧迫している動画や画像などを移動させる事ができる様になっていますので、SSD等を動画や画像の保存を使っておられる方も多いかと思います。
そんな外付けのHDDを落下させてしまって、HDDが壊れて頭の中が真っ白になった事ってありませんか?
今回はそう言った破損からSSDやHDDを守ってくれるHDDケース「Dockcase」をご紹介致します。
2.5インチSSD&HDケース
今回紹介するHDDケース「Dockcase」は最近では珍しい2.5インチサイズのSSDやHDDを搭載するタイプの外付けHDDケースで、SATA接続になりますので、インタフェースにはUSB3.2 Gen2を採用していますが、最大データ転送スピードは6GbpsとM.2 SSDの様に転送速度は速くはありませんので、データ保存用HDDとして利用するのがベストなHDDケースになります。
また「Dockcase」には”Dockcase Pro”と”Dockcase”と言う2つのバリエーションがあるのですが、両者の違いは搭載できるSSDやHDDの容量で、Proは最大8TBのSSD、5TBの2.5インチHDD、ノーマルタイプは最大8TBのSSD、2TBのHDDが搭載可能で、ケースの大きさが若干Proの方が厚みがあり、大容量の2.5インチHDDが内蔵可能になっています。
データやHDDを保護するパワーロスプロテクション
次にこの「Dockcase」にはシリコン製のカバーがオプションで用意されており、このカバーを取り付けておく事で「Dockcase」を落下させた時に「Dockcase」そのものももちんろんなのですが、パワーロスプロテクションによってHDDの保護も同時に行います。
このパワーロスプロテクションと言うには、「Dockcase」内にキャパシタ(電気を一時的にためておく為のバッテリーの様なもの)が搭載されておりProは最大10秒、ノーマルは5秒、ケーブルが抜けた後でも電源を維持する機能です。
そしてこの機能がある事でファイルを書き込み中であった場合、急いでファイルをcloseする事でファイルだけでなくSSDやHDDそのものを保護します。
またHDDに関してはデータを読んだり書いたりしていなければデータを読む為のヘッドはヘッドパーキングと呼ばれる場所に退避してありヘッドはガードされているのですが、読み書きしている間は回転する円盤上に磁気ヘッドはあり、これがケーブルが抜けると磁気ヘッドはディスク上に留まり、これがケーブルが抜けただけなら良いのですが、これに落下の衝撃が加わるとヘッドとディスクが接触してヘッドが壊れる事がよくあります。
そう言った事態をこの「Dockcase」ではケーブルが抜けても5秒ないし10秒はHDDに電源の供給が可能ですので、落下を検出すればすぐにヘッドをHDD内の安全な場所に退避させる命令を出し、ヘッドの破損を防止する機能を持っています。
S.M.A.R.T.情報が表示可能なOLDディスプレイ
そしてデータの消失を防止する為にもう1つ重要なのがSSDやHDDが持つS.M.A.R.T.情報です。
S.M.A.R.T.情報と言うのは簡単に言うとSSDやHDDの健康状態を表す情報で、言うなれば健康診断の結果で、この情報は個々のSSDやHDDが必ず持っています。
と言うのもSSDやHDDと言うのは半永久的に使えるものではなく、いずれは壊れて使えなくなり、その寿命を示すのがS.M.A.R.T.情報なのですが、普通の方はそう言った情報を見ませんし、見ても何の事なのか分かりませんので見ようする方も少数です。
ですがこれを都度チェックすると言うのは結果的にデータの消失を事前に察知し免れる事に繋がりますので、その情報をあえてケースに搭載されたOLDディスプレイに表示する様にする事で、いつでも確認する事ができますが、誰もが状態が分かる様に大丈夫な時はグリーンで、危ないとなるとレッドで状態を表示する様になっており、完全に使えなくなる前にどこかにデータを一時退避させ、新しいSSDやHDDに交換する事でデータをの損失を免れる事ができますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
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