みなさんは足下の悪い場所、傾斜のある場所などで三脚を斜めに立ててしまったばかりにカメラをつけたまま三脚が倒れてカメラを傷つけてしまった、壊してしまったなんて経験があったりしませんか?
三脚って3本の足で立っている訳ですが、斜めに立ててしまうと重心がどうしてもカメラの位置になってしまいますので、カメラの重さにもよりますが、ちょっと斜めにしただけで重心が三脚の外へと移動してしまいますから少しカメラに触れるだけでも倒れる危険性があります。
その為にプロ向けであったり上級者向けの三脚には水準器が埋め込まれている訳で、足下が凸凹していたり、斜面に三脚を立てる際には水準器を見ながら足の長さを調整して三脚を水平に保つ様に立てる事が重要です。
そこで今回は何と足の長さを自動で調整し水平を出してくれる三脚「Benro Theta」をご紹介致します。
ボタン1つで水平出し
今回紹介する三脚「Benro Theta」は見た目は普通の三脚で、三脚を立てる際にも自分で足を伸ばして自分で立てるのですが、一般的な三脚と大きく違うのは実はこの三脚「Benro Theta」の足の中にはモーターが入っていて自動で足が伸縮するだけでなく、何とバッテリーユニットを三脚に装着し、レベリングボタンを押せば何と自動で水平を出してくれるのです。
ですから例えば、急いで撮影をしたいと言う様な場合、岩場での撮影であったり斜面に三脚を立てての撮影ですと、足の長さを調整してカメラを据え付けて撮影を始めるまで、どうしても水平出しに時間がかかると撮影チャンスを逃がしたりと言う事も出て来ます。
また撮影チャンスを逃がさなかったとしても倒れそうなカメラを支えながら撮影しなければならないと言った様な状態の場合、何かモノを取ろうと思ったりレンズを交換しようと思ってもカメラを支えている手を離す事ができませんので作業が大変になります。
ですがこの「Benro Theta」ですと足をとりあえず伸ばして地面に置き、スイッチを押せばカメラをカメラバッグから取り出している間に水平にレベル調整してくれていますので、いつもの様に安定した状況で撮影を始める事ができます。
スマホを使ってリモートコントロール
そしてこの三脚「Benro Theta」は、自動水平出しができるだけではありません。
バッテリーを内蔵したコントローラーとカメラをケーブルで接続し、スマートフォンやタブレットとコントローラーをWiFiで接続する事で何とスマートフォンからカメラをリモートコントールできるだけでなく、カメラで捉えている映像もスマートフォン側で確認でき、撮影した画像や動画はスマートフォンに保存できすぐにSNS等にアップロードする事ができますし、ライブ放送なども可能です。
そしてオプションで用意されている”オプティカル マトリックス センサー モジュールは、周囲の明るさを自動検出し、高度なアルゴリズムによって露出を調整するモジュールで、タイムプラス撮影などを行う際に昼から夜 (またはその逆) への移行をスムーズにランプします。
アングルを素早く変える事ができるボールジョイントヘッド
そしてこの三脚「Benro Theta」に付属するヘッドに関してもワンアクションでカメラの方向を変える事ができるボールジョイントを採用しており、横向きから縦向きに変えるものたった1つのボールジョイントを固定しているネジを緩めるだけで素早く行えるだけでなくカメラの向きもこのネジ1本を緩めるだけであらゆる方向へ素早く向ける事ができます。
またヘッドをボールジョイントの電動ヘッドに交換する事でジンバルの様な自由度はありませんが、カメラの向きをスマートフォンから調整でき、微妙なアングル調整が可能になっています。
そして「Benro Theta」は全高がMax155cmなのですが170cmまで伸びる”Benro Theta Max”もラインナップされていますので、もし興味を持たれた方は詳細を含めて下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/benropolaris/benro-theta
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