みなさんがよくご存じのVR(Virtual Reality:仮想現実)は言うなればゲームの世界で、今いる場所で見えているものとは全く空間を見せるための技術で、完全に違った世界であるため、VRゴーグルを着用したまま動くと言うのは、実際に見えている障害物は見えませんので注意が必要になって来ます。
一方でAR(Augmented Reality : 拡張現実) は、現在見えている世界に、手に触れる事ができない創りだしたモノや生き物などを映し出す技術で、ポケモンGOはこのAR技術を使ったゲームで、ARの良い所は目の前に実在しないものを見つつも普通に行動できる所です。
ただARグラスの場合、メガネ型の本体に様々なセンサーや装置を埋め込むと厚く大きく重くなるために、従来のARグラスでは必ずケーブルでバッテリーの内蔵されたコントロールボックスに接続しなければならず、そこが唯一使い勝手の良くない点だったのですが、今回紹介するARグラス「INMO Air2」は正真正銘、メガネのみで動作し紐付きではありません。
動画鑑賞は最大2時間
今回紹介するARグラス「INMO Air2」の魅力的な所はたった99gのメガネ型デバイスの中にスクリーンもWiFi/Bluetooth/GPSや9軸センサーなど必要ものを全て詰め込んだ上でINMO OSと言う専用のOSが動くCPUを搭載しており、スマートフォンに接続しなくてもこの「INMO Air2」だけでYouTubeを見たり、TikTokを見たり、zoomでビデオチャットが出来たりする事です。
もちろん動画を見る様な常に通信を行いディスプレイを書き換えている様な負荷の高い使い方をすればバッテリーは2時間程度しか持ちませんが、普通の使い方、例えばナビゲーション画面を映し出した状態で移動すると言った様な使い方ですとGPSを使っているのでバッテリーは早く消耗しますが、それでも動画鑑賞の倍の4時間程度は連続使用する事ができますので、実用的かと言われれば、もう少し動作時間が長い方が良いのは明白ですが、外にコントローラーがなくてこの長時間使用ができる性能には脱帽です。
またメガネのフレームの中には800万画素のCCDも内蔵されているため、周囲の景色を相手に見せつつzoomで会話をしたり、動画を撮影したりする事も可能です。
ChatGPTの融合
次にこの「INMO Air2」にはChatGPTが搭載されており、ChatGPTを使った様々なサービスが搭載されており、その1つの機能が翻訳機能で、海外旅行などに行ってスマートフォンを使って会話をしたりすると言った場面はよく見たりしますが、この「INMO Air2」では相手の話す内容を直接この「INMO Air2」のマイクが拾いディスプレイに相手が何を言ったのか翻訳して表示してくれます。ただ回答に関しては「INMO Air2」が喋ってはくれませんので自らディスプレイに表示された回答を読み上げる必要はあります。
ただ海外へ行って現地のツアーに参加した様な際に、ガイドが話す現地の言葉が分からなくても、この「INMO Air2」が翻訳してディスプレイに表示してくれますので、楽しさが半減すると言った事はありません。
そしてChatGPTを使ったサービスとしては相手の話した内容をそのままマイクで拾いChatGPTで検索して、その検索結果をディスプレイに表示すると言った機能もありますので、ちょっと困った、自分では分からない様な質問をされた場合に助けてくれます。
マグネット脱着の矯正レンズ
そしてこう言ったARグラスはメガネにスクリーンが融合されているために、近視の方が使おうと思えばコンタクトをはめた状態でなければ使えない様になっており、メガネ派の方には非常に使い辛いのがデメリットです。
ですがこの「INMO Air2」には磁力脱着の矯正レンズが用意されており、この矯正レンズを「INMO Air2」の内側に取り付ける事でコンタクをはめなくても使用する事ができます。
更に屋外でこう言ったARグラスを使用すると昼間は外の明るさでスクリーンが見辛くなるのですが、色付きの磁力脱着のレンズも用意されており、屋外でもハッキリと見え、使える様に考えられています。
そしてまた、「INMO Air2」の操作にはツルの部分のタッチセンサーをタップしたりスライドさせたりして操作するのですが、それだけですとどうしても順番に操作しなくてはならず目的のアプリや機能を素早く起動したりと言った事は出来ません。
そのため、ジェスチャーやタッチでアプリを簡単に起動したりする事ができる指輪型のコントローラーもオプションで用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/600385286/inmo-air2-the-next-gen-all-in-one-wireless-ar-glasses
こちらのレンズでvrコンテンツを視聴したら、平面映像になってしまいますか?
それとも視差を利用した立体映像として表示されるのでしょうか?
こちらのARグラスでは立体映像に対応している旨が書かれていないので、立体映像は平面画像として投影されると思われて良いかと思います。
そうですか。残念です。
ありがとうございます♂️