レーザー彫刻機と言うのはレーザーの光を当てる事で素材を加熱し、溶かしたり焼いたりする事で加工を行う装置で、レーザーモジュールの出力パワーが直接、加工できる素材を決定付けます。
例えば1Wレーザーモジュールの場合、木材やコルク、フェルトと革と言った様な発火点の低い素材、言うなれば火を近づければすぐに燃えてしまう様な素材に加工する事はできますが、金属は当然無理ですし、光を通してしまう様なアクリルであったりガラスの様な素材ももちろん加工する事はできません。
ですからレーザーモジュールの出力が何ワットであるのかが加工できる素材を大きく左右し、後は作業エリアの大きさで一度にレーザー彫刻できる面積が決まりますのでまずそこを抑え、更にスマートフォンで作業する場合、WiFi接続が可能なのかも重要な要素になって来ます。
そこで今回はそう言った条件を兼ね備えたレーザー彫刻をこれから始めてみようと言う方にオススメなレーザー彫刻機「TX」をご紹介致します。
5.5Wのレーザーモジュールで金属加工が可能
今回紹介するレーザー彫刻機「TX」には出力5.5Wのレーザーモジュールが搭載されているのがまず魅力的なポイントで5.5Wも出力があればステンレス鋼にレーザー彫刻が行えますし、ガラスやアクリルなどの素材に対してもレーザー加工が可能であるため、買ってはみたものの、レーザーの出力が弱すぎて、レーザー彫刻したいと思っていたものに対してレーザー彫刻ができないとガッガリすると言った様な事はこの「TX」ではほぼ有り得ません。
また厚みが2〜3mmと厚みがなければ木材の板や竹などの素材はカット(切断加工)する事ができますので、オリジナルのウッドパズルを作ったりするにも適していますし、もちろん木材でミニチュアを製作すると言った場合でもこの「TX」のレーザー光の最小幅は0.03mmと高精細なため小さなパーツに絵を描いたり、もちろん細かく窓を抜いたりと言った細かな作業も任せられますのでミニチュア作りもグッっと作業が楽になります。
金属スケールベースプレートで位置合わせも簡単
次にこの「TX」が初心者にお勧めなのは位置決めをサポートしてくれる”金属スケールプレート”が付属している所です。
通常安価なレーザー彫刻機は位置合わせ機能(プレビュー機能や、合成機能)を持っていない為に、お試し用の素材を置いてレーザー彫刻を行って位置を確認してから実際にレーザー彫刻を行いたい素材を置いてレーザー彫刻を行いませんと、ほぼ100%希望する位置とはかなり離れた場所にレーザー彫刻してしまったなんて言う事はよくあります。
そこでこの「TX」もプレビュー機能がない代わりに目盛の書かれた金属プレートが付属しており、この金属プレートの上に素材を置き、プレートに書かれたサイズとアプリ側に表示されているサイズの位置を合わせる事で目的に位置や大きなにピッタリと合わせてレーザー彫刻を行う事が可能になっています。
また作業エリアは最大85mm×85mmですので、一度に大きなレーザー彫刻は行えませんので、ここは注意が必要です。またレーザー彫刻する素材が大きく、「TX」の足の間に素材が入らない場合は素材の上に「TX」を置いてのレーザー彫刻になりますので、ズレを極力ゼロに近づけたい方は事前にこの位置決めをしっかりと行う事が失敗を生まない秘訣です。
オートレベリング機能で細かな線の描画も緻密に
そしてこの「TX」にはオートレベリング機能と言って素材の高さを検出する為のギミックが搭載されている事で、素材との焦点距離を一定に保つ事で、0.03mmと言う細かな線を描画する事ができます。
これが焦点距離が長ければレーザーと言えども光の円は広がる上にレーザーのパワーも落ちますので、焦点距離を最小に保つと言うのは非常に重要で、そこを自動化されていると言うのはとても安心です。
また排気ファンと言っても後方にファンが備えられており、焦げた素材に臭いを後方に排気する事で、あおの樹脂の焼けた臭いをかがなくてすみますし、窓の側でこの「TX」を使い排気は外へと出る様にしておけば、コゲたり、焼けた臭いをもうかがなくて済む様に工夫されてもいます。
そしてスマートフォンとの接続はBluetoothで、PCとは有線接続での接続となり、フリーのCADアプリなどを使ってデータは簡単に作る事ができますし、スマホ向けアプリであれば画像ファイルを読み込んで自動解析してデータを作ってくれたりもして、受け取った後すぐに自分の推しをレーザー彫刻すると言った事ができるのも魅力的な所ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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