アウトドアや何か作業を行う際に両手を自由に使う事のできる頭に巻き付けるLEDヘッドランプは、両手がフリーで使用できると言う事で非常に便利な照明器具ですが、照射方向は決まっているため、暗闇の中で足下の悪い道を歩いて移動すると言った場合、頭をせわしなく動かし足下を照らし出しながら移動しなくてはなりません。
そしてまた、照射方向が望遠と広角と言った様に切り替える事が出来る様なLEDヘッドライトもありますが、シチュエーションによってはLEDヘッドライトのボタンを押してその都度、照射方向を変えなくてはならず手間がかかるのが唯一残念な所です。
そこで今回は照射モードが7つもある上に頭の動きに合わせてもLEDヘッドライトの照射方向を自動的に変えてくれる「Adaptev Headlamp」をご紹介致します。
94m先から手元まで見える範囲を照射
今回紹介するLEDヘッドライトは、1つの望遠照射のLEDと、4つの広角照射のLEDが搭載しており、センターの望遠照射のLEDは最大輝度310ルーメンで94m前方まで照射する能力を持っています。
一方で側面照射の4つのチップLEDは、明るさを変える事で周囲を広範囲に均一に照らし出す事ができるだけでなく、センターを0°として側面方向に100°、つまり真横を90°とすると10°分も後方を照射する事ができますので、真っ暗な中で移動したり作業したりと言った場合でも死角はなく、頭を動かさなくても目線移動だけで周囲を確認する事ができます。
そして気になるLED照明としての明るさや連続照射時間ですが、全てのLEDをHIGHで照射した場合、860ルーメンで0.75時間の照射ができ、MEDIUMでは559ルーメンで1.7時間、LOWで151ルーメンで5.5時間の連続照射が可能です。
またモードを変えてセンターの望遠LEDだけを点灯した場合、最大輝度は310ルーメンで照射時間は2.2時間、MEDIUMで200ルーメンで4.95時間、LOWで54ルーメンで14.3時間の連続照射が可能で、この他に赤LEDの照射だけでなら68ルーメンで32時間の連続照射が可能になっています。
頭の動きを検出し、先回りして照射
次にこのLEDヘッドライト「Adaptev Headlamp」は、Adaptevモードにする事で、点灯するLEDはセンターLEDのみなのですが、この「Adaptev Headlamp」にはジャイロセンサーが内蔵されており、頭の動きを検出する事が出来る様になっています。
そして右を向けばジャイロセンサーが右へ向くのを検出し、右側の側面照射LEDを点灯し右側を明るく広範囲に照射し目的のものを見つけ易くしますし、左を向けば左を、上を向けば上を、下を向けば下を照射する事で作業をしやすくするだけでなく、バッテリーの消費を抑えるのに貢献しています。
夜間行動に適した赤照射
そしてこのLEDヘッドライト「Adaptev Headlamp」には赤色LEDが内蔵されており、赤色LEDだけを照射すると言うモードも備えています。
この赤色の光と言うのは実は夜行性の動物や魚、昆虫などは赤色の光を識別できないため、夜光生物や昆虫を探しに行ったり、夜釣りしたりする際に使用すると相手を刺激して逃げられてしまうのを防止すると言った役目があり、真夜中に釣りをしたり夜光生物を探しに行ったりするのに役立つ様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/panthervision/adaptive-headlamp-360-night-vision
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