XREAL AirなどのARグラスの多くはVRゴーグルとは違いコントローラーが付属していません。
それはARグラスの多くが外部モニター的な扱いになっており、PCの画面やスマートフォンやタブレットの画面をARグラスにミラーリングしたり画面を拡張するので、基本的には操作はPCやスマートフォン、タブレットで行う様になっているからです。
ただARグラスの中には、フレームの中に内蔵されたカメラによって手の動き、つまりジェスチャーを認識する様なARグラスもありますが、多くのARグラスはARグラス越しの操作を余儀なくされています。
そこで今回は、ARグラス”XREAL Air”と相性の良いジェスチャー操作機能も備えたフィンガーマウス「VANZY 2.0」をご紹介致します。
回転やズームが追加され9つのジェスチャーを認識
今回紹介するフィンガーマウス「VANZY 2.0」にはジェスチャーモードとマウスモードと言う2種類の操作方法が用意されており、ジェスチャーモードでは指にはめた「VANZY 2.0」を空中で上下左右に動かしたり、時計回り、反時計回りに回したり、人差し指を前に突き出してクリックする言った様な7つの操作を行う事が可能です。
そしてこの「VANZY 2.0」になってアプリ事にこれらジェスチャー操作を割り当てる事もできる様になっており、例えばプレゼンで良く使うPowerPoint等では指の動きはポインターを動かす動作に割り当て、時計回り、反時計回りに回す動作をスライドを進めたり戻したりと言った動作に割り当てる事が出来ます。
更にこの「VANZY 2.0」では指を真っ直ぐ伸ばしているのか、指を曲げているのか、そう言った指が向いている方向を認識できる事から、目の前に見えているオブジェクトを手で掴んで、手首を回転させる事で掴んだオブジェクトを回転させたり、摘まんで手を広げると言う動作をする事で拡大、摘まんで縮める事で縮小と言った操作が可能となっています。
そしてまた、”XREAL Air”に関しては”Vision & 9DoF SDK”をUnity Asset Storeからダウンロードできるようにし、XREAL Airで使用できるプラグインの開発のサポートが予定されています。
マウスモード
次にマウスとして使用する場合には「VANZY 2.0」の表面と言うか上面がタッチセンサーになっており、センサーは3つのエリアに均等に分割されマウスの左ボタン、センター、右ボタンとして機能する様になっています。
そしてマウスカーソルは指の動きに追随して動き左エリアはタップ、ダブルタップをが使い分けられる様になっている他、右エリアはダブルタップする事でマウスモードとジェスチャーモードをスムーズに切替られる様になっており、マウスモードでは右から左にタッチセンサーをなぞる事でスクロールダウン、左から右でスクロールアップと言う風に一般的なマウスで行える操作を再現できる様に考えられています。
直接アプリを切替
そしてこの「VANZY 2.0」で更に便利になったのがアプリに切替がジェスチャーで出来る様になった事で、今までならマウスカーソルをアプリのアイコンの所まで持って行き、タップして切り替えたりしなければいけませんでしたが、この「VANZY 2.0」ではジェスチャーに紐付けて登録したジェスチャーが呼び出せるほか、今起動中、使用中のアプリもジェスチャーで簡単に切り替えられる様になっていますので、アプリ間でデータをコピーしたりと言った操作がシームレスに行えます。
更に指にこの「VANZY 2.0」をはめたまま一時的に動きを停止させると言うか反応させなくする事で、キー入力中に画面がスクロールしたりカーソルが移動したりするの防ぐ事でキー入力をし易くするほか、マウス操作を行いたい場合はすぐにマウスモードやジェスチャーモードに戻して画面操作が可能になる様にも改良されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/coxspace/experience-the-future-of-spatial-computing-vanzy-20
この記事へのコメントはありません。