携帯性に優れたマルチツールの説明を見ると、あんな用途にも、こんな用途にも使用できると書かれてはいますが、実際に使ってみると思っているほど使える機能はないと言ったものが殆どです。
しかも携帯し易くする為にコンパクトにする事で、力を込めてつかうと壊れてしまったり曲がってしまったりと言う様な不具合が起こるケースも多く、次第に使えなくなって行き、最終的には破棄するか、引き出しの奥深くや道具箱の底に眠るかになります。
しかし今回紹介する「TiSpanner」はスパナなのですが、見た目とは裏腹にとても良い仕事をしてくれるコンパクトツールなのです。
しっかりとかんで、しっかりと回せるスパナ
今回紹介する「TiSpanner」の基本機能はスパナになります。
ただこう言ったコンパクトツールは見た目だけで機能的には実際の工具と同じ様な性能と言うか機能を持っているものは少なく、コンキーレンチの場合、硬く締め付けられたナットなどを回す場合に”あご”を締め付けるためのギアが緩くすぐに”あご”の締め付けが緩んでしまったり、この「TiSpanner」の様に”あご”を上下させているネジにガタがあったりして、ナットを回すとしっかりとナットを挟んでいなかった事でナットの山を削ってしまったりと言う様な事がよくあります。
一方でこの「TiSpanner」はと言うとアゴの部分はアゴに取り付けられたロッドの先にはめ込まれている六角ナットによってロッドの部分が動かない様になっているだけでなく、ロッドに彫られているネジ山のピッチも細かくする事でネジが容易に回らない様にする事で緩み辛くなっており、ナットの角を潰さずに、しっかりと挟んで回す事ができる様になっているだけでなく、厚みも6mm持たせてありナットとの接触面積を増やす事でトルクを分散してナットにかけられる様にもなってます。
そして”あご”の先端部分にはVの字に切り込みが入れられており、釘抜きとしても使える様になっています。
ノギスの様に幅や厚みを計測
次にこの「TiSpanner」のハンドル部分には目盛が刻み込まれており、「TiSpanner」の”あご”の部分を使ってしっかり挟み込む事で、ナットの位置で素材の厚みを計測する事が出来る様になっていますし、このアゴの部分を使えば36mmまでですが長さや幅を計測する事も出来ます。
更にロッドの先端は山型に削られており、この部分を利用する事でパッケージに貼られているテープをカットしてパッケージを開けたり、穴を開けたり、割ったりする事も出来る様になっており、出来る事は少ないながら確実に作業をこなす事ができます。
しかもこの「TiSpanner」はチタン合金で作られており、この「TiSpanner」が破損したりする様な事もなく使い続ける事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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