ペン型の電動ドライバーを使用された事はありますか?
ペン型の電動ドライバーは小さく携帯性も高いだけでなく、コンパクトなので扱い易いのですが、トルクが2N.mにも満たないのでパワーが弱く手でネジを緩めてから電動で回す、電動で締めてから手で増し締めすると言った使い方をする必要がありますので、決して使い易いものではありません。

ただ逆にトルクが小さいと言う事は、スマートフォンなどに使われているネジなどを締めたりする場合にはトルクが弱い方がネジの頭を潰したり、ネジを締めすぎてネジ切ったりすると言った事がないので安全です。
そこで今回は最大トルクは1.2N.mとあまりパワーは高くないものの10段階にトルクの調整が可能なペン型ドライバー「Voltwist」をご紹介致します。

リングダイヤルで10段階にトルクを調整

ペン型ドライバーはモーターにかける電圧を上げる事でモーターの回転数を上げるだけでなく締め付けトルクが増す仕組みになっており、回転スピードや締め付けトルクが固定されているもの、回転スピードを2〜5段階で変えられる様にし、締め付けトルクも同時に変える事が出来る様になっているものとに分ける事が出来ます。

そして今回紹介するペン型ドライバーは「Voltwist」は、多くのペン型ドライバーが切替スイッチなどでスピード・トルクを変える方式なのに対してドライバー先端のダイヤルを回す事でスピード・トルクを変える事が出来る様になっており、スイッチを押すよりスムーズかつ素早くスピードトルクを変える事ができる様になっていますので、締め付けトルクが決まっている様なネジを複数締めたりすると言った作業の際に便利です。

更に締め付けトルクは0.05N.m、0.1N.m、0.2N.m、0.3N.m、0.4N.m、0.5N.m、0.6N.m、0.8N.m、1.0N.m、1.2N.m(=12kgf.cm)まで10段階にトルクを調整する事が出来ますので、小さなネジからPC、プレイヤーなどに使われているネジまで安心・安全にネジを潰す事なく締め付ける事が出来る様になっています。

そしてまた650mAhのバッテリーを搭載しており最大で90分の連続使用が可能ですので、一般的な工作や修理作業なら十分、バッテリー切れを起こす事なく作業が行えます。

合計で50種類のビット

次にこう言った電動ドライバーセットを購入するにおいて重要なのはビットの種類です。既にいくつかお持ちであればペン型の電動ドライバーはミニビットと呼ばれている共通したビット(先端ツール)を使っていますので、それを使い回す事が出来ますが、全く初めて購入する場合はやはりたくさんのビットが入ったものの方が回せるネジの種類も多くなりますので便利です。

そしてこの「Voltwist」に付属しているのは、
プラス : PH000、PH00、PH0、PH2
マイナス : SL2.0、SL3.5、SL4.0、SL1.7、SL2.5、SL3.0
Y型 : Y0.6、Y2.0、Y2.5
五角形 : P2、P5、P6
トルクス : T2、T3、T4、T5H、T6H、T7H、T8H、T9H、T10H、T15H、T20H
三角 : 2.0、2.3、3.0
スクエア : S0、S1、S2
ヘックス : H0.7、H0.9、H1.3、H1.5、H2.0、H2.5、H3.0、H3.5、H4.0

と言った精密ビットと呼ばれタイプのビットが多数含まれており、スマートフォンなど特殊なネジを使った製品の修理などが行える様になっています。

作業時手元がよく見えるLED

そしてこのペン型LEDには先端にLED照明が内蔵されています。
ペン型電動ドライバーの場合、本体の直径を細くするとビットホルダーの直径は決まっていますので、細い円筒形のペン型電動ドライバーではLEDが内蔵されていないものが多いのですが、この「Voltwist」では10段階の変速機構を内蔵する為に本体の直径が太くなったためLEDを内蔵できています。
これによって細かなネジもネジ穴もLEDで照らし出す事で見易く作業がし易くなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/97021982/voltwist-50-in-1-lcd-electric-screwdriver-pen