ロボット掃除機はチリやゴミなどをダストボックスに回収してくれますが、ロボット芝刈り機はと言えば刈り取った芝と言うのはそのまま放置です。
そのため、いくら芝刈りはロボット芝刈り機で楽になったとはいえ、刈り取った芝はそのまま放置される形になるため、そのまま刈り取った芝を放置しておくと芝の育成に影響を与えるだけでなく、コケやキノコが生える原因ともなります。
ですので結果的に芝刈りは自動でやってくれても、刈り取った芝は熊手なりでかき集めて捨てなければならず、どちらかと言えば従来のロボット芝刈り機は中途半端と言うか、100%便利とは言いがたい存在です。
そこで今回は、全自動ロボット芝刈り機の名にふさわしい「YUKA」をご紹介したいと思います。
回収・自動廃棄機能搭載
今回紹介するロボット芝刈り機「YUKA」の搭載された機能の中で真っ先に紹介したいのが刈り取った芝の回収機能です。
この「YUKA」には後部に刈り取った芝を格納する為のダストボックスを搭載しており、車体底面のツインブレードで刈り取られた芝は、ブレードの後ろに取り付けられたブラシによって跳ね上げられ、ダストボックスの中へと回収される様になっているだけでなく、芝以外の落ち葉なども一緒に回収出来るため、芝刈りだけでなく落ち葉集めなども一切する必要がなくなります。
しかもダストボックスが一杯になれば、指定した場所に移動しダストボックスを跳ね上げてダストボックスの中の刈り取った芝や落ち葉などを廃棄する自動廃棄システムを搭載しているため、刈り取りから破棄まで人間が手助けする必要が一切なく、また刈り取りを中断した場所まで戻って続きの芝を刈り、そして刈り取った芝などでダストボックスがいっぱいになればまた破棄すると言う動作を繰り返して行ってくれますので、芝刈りに関しては集めて来た芝などをゴミ袋に入れて捨てるだけで後は一切芝刈りに関しては手を貸す必要がありません。
3Dカメラによる障害物回避と位置制御補助
次にこのロボット芝刈り機には3Dカメラが搭載されており、3Dカメラによって障害物との距離も正確に計測する事が出来るだけでなく、動く方向や速さなども同時に計算できるため、子どもたちが遊んでいる様な芝生であっても安心して芝刈りを行う事が出来ますし、距離計測が出来るため、LiDARセンサーを搭載したロボット芝刈り機よりも更に障害物ギリギリの所まで近寄って芝を刈る事が出来ますので、刈り残しなども非常に少なくて済みます。
更にこのロボット芝刈り機ではGPSだけでなくRTKシステムでの位置制御も行っていますので屋外であっても数センチ単位での位置制御が可能なのですが、やはりRTKシステムのアンテナから遠く離れたり、庭木によってGPSの衛星電波が遮られる様な場所では位置制御の精度が悪くなります。
そのため、このロボット掃除機では3Dカメラによって予め空間マッピングを行っており、最初にマッピングした地図と3Dカメラで捉えている風景とを比較し位置を割り出し正確な位置制御を行うため、もしGPSの電波が弱い曇り空でも正確な位置制御で刈り残しなく芝刈りが行えます。
パトロール機能
そしてこのロボット芝刈り機では3Dカメラで捉えた映像を障害物回避や位置制御に用いるだけでなく、カメラで捉えた映像をライブ配信すると言った機能も備えており、スマートフォンからロボット芝刈り機のカメラを通してリアルタイムに庭の状況を見る事が出来ます。
更にカメラで撮影した映像はメモリーに記録されており、後からスマートフォンを使って記録された映像を見る事で、留守中に芝刈りをさせていておかしな事がなかったかと言った事を確認する事が出来る様になっており、庭の監視カメラとしても利用する事が出来ますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/248735162/yuka-3d-vision-robot-lawn-sweeping-mower
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