最近のスマートフォンのカメラはとても高画質な上に撮影機能も豊富にあり、昔はプロの写真家でなければ撮れなかった様な特殊な写真も、メニューから選んでシャッターボタンを押すだけで簡単に撮影できる様になっています。
そしてカメラで撮影する写真の仕上がりを左右するのはシャッタースピードと絞り、そしてアングルですが、今のデジタル一眼レフではスマートフォンと同じ様にメニューから選ぶだけで詳しい撮影テクニックなど1つも知らなくても、ただファインダーを覗いてアングルを決めてシャッターを切るだけで、信じられないくらい素人でも素晴らしい写真を撮影する事ができます。
ただそれは最近のデジタル一眼レフの話で10年も前に買ったデジタル一眼レフではそうは行きません。
そこで今回は、古いデジタルカメラを最新のデジタル一眼レフカメラに変えてしまうスマートデバイス「FLEX」をご紹介致します。
HDR撮影が可能に
まずこの「FLEX」には様々な撮影機能を搭載しているのですが、1番使うであろう撮影機能としてHDR(High Dynamic Range:ハイダイナミックレンジ)撮影が挙げられます。
スマートフォンのカメラアプリのメニューや表示を見てもらうとHDRと言う文字を見つける事ができると思いますが、このHDR撮影と言うのは絞りやシャッタースピードを変えて3枚の絵を撮影した上で3枚の絵を合成する事でより見栄えの良い写真に仕上げる技法と言うか処理方法です。
例えば屋内から見える明るい屋外の様子を撮影すると言った場合、外の明るさに合わせてシャッタースピードを早くしたり、絞りを絞ったりすると室内は暗く写りますし、逆に暗い室内に合わせると明るい屋外は白飛びして、折角の綺麗な風景が白っぽく写っているだけになります。
そう言う場合、段階的に明るさを変えて撮影した上で3枚の絵を合成して明るさを調整する事でコントラストのハッキリとした見栄えのする1枚の写真にすると言うのがHDR撮影です。
例えば10年前のデジタルカメラでもメーカーによって呼び方は違いますが、シフト撮影と言う様な名前で露出やシャッタースピードを変えて撮影するメニューはありましたが、合成は自分でペイント系の画像処理アプリを使って行わなければならず知識も時間も必要とする作業だったのですが、この「FLEX」を使う事で、簡単にHDR撮影を行う事ができます。
「FLEX」だけで完結するトリミング
そして次に紹介する便利な撮影機能は”LIVE FRAMING”です。
これはポスターなどを作る際にタイトルやキャッチなどを入れた状態のデータが出来上がっている状態で、後は写真を入れるだけと言った際に、実際のデータにカメラを通して見える被写体をリアルタイムで合成させながらアングルを決めて撮影できると言う機能です。
こう言った作業は何十枚もアングルを変えて被写体を撮影した後、ベストな写真をチョイスしてリサイズしてポスターにはめ込むのですが、この「FLEX」ではその画像の編集作業を先にデザインを作っておく事で省いてしまうと言う機能で、実際のポスターの仕上がりを見ながらアングルを調整して撮影する事ができますので、トリミングする以前にもうちょっと右よりに撮影しておけばよかった、もうちょっと引きの絵で撮影しておけばよかったと言った後悔をしなくて済みます。
タイムラプス撮影
そして次に紹介するのがタイムラプス撮影です。
タイムラプス撮影はみなさんご存じの様に一定の時間間隔を開けて撮影する機能で、同じ場所の様子の移り変わりを記録するのですが、タイムラプス撮影の場合、カメラをオートモードにした状態で撮影しますとカメラのモードや動作状態によっては周囲が暗くなってい行くのに伴い撮影する画像も暗くして行きたいのに逆に補正して明るくなって行ったりします。
ですがこの「FLEX」では昼から夜、夜から朝と言う時系列の移動に伴い変化する光の状態に合わせてカメラの設定を調整して実際に目で見て感じる風景と同じ様な光の変化を記録します。
ハイスピードカメラ
次に「FLEX」にはハイスピードカメラモードが用意されています。
ハイスピードカメラと言うと、目では認識できない状態の変化、空間の変化をハイスピードで撮影する事で見えない状態変化を視覚化する撮影モードで、この「FLEX」には音に反応して高速シャッターを切るサウンドアクティブそして、「FLEX」に届くレーザー光を遮る事でシャッターを切るレーザーアクティブの2つのモードが用意されています。
またこの他にも長時間露光モードなど、この他にも多彩な撮影モードが用意されていますので、もし興味を持たれた方は詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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