ペン型と呼ばれる電動ドライバーは、鉛筆やペンを持つ様に持つ事が出来る様にコンパクトに作られている反面、モーターの軸にビットを取り付けるためのヘッドが直結しているため、トルク(=パワー)が低いのが難点で、トルクが大きいものであっても3kgf.cm程度ですので、きつく締められたネジを外したり、ネジをきつく締めようとすると大半は手でドライバーを回して緩めたり外したりしなければいけません。
一方で減速ギアを内蔵しトルクをアップさせたペン型ドライバーはペン型とは言えないほど太くなっており、ペンを持つ様に握って使うと握っている指が非常に疲れる形状になっていたりします。
ですが今回紹介するペン型電動ドライバー「SES NANO」は従来のペン型ドライバーの様に指で摘まんで持つ事ができるだけでなくトルクは倍の5kgf.cmも出す事ができます。
5kgf.cmものトルクを実現したギアボックス
今回紹介するペン型電動ドライバー「SES NANO」にはこのサイズでは初とも言える遊星ギアを使ったギアボックスが使われており、このギアボックスのお陰でペン型であるのにも関わらず5kgf.cmものパワーを出す事が出来る様になっています。
これによって従来は手で回すしかなかった樹脂ケースに締め込まれている様なネジも手で回す事なくこの電動ドライバーが楽々と回してくれます。
そして最大トルクは5kgf.cmですが、1kgf.cmから5kgf.cmまで1kgf.cm単位で5段階にトルクを変える事ができますので、スマートフォンに使われている様なネジは締め付けトルクを弱くして使用する事でネジをネジ切ったりせず安全に締め付ける事が出来る様にもなっています。
携帯し易い3面ビットケース
次にこのペン型ドライバーには60ものビットが入ったケースが付属しているのですが、ケースを立体的に直方体にする事で一般的なビットがズラッと一面に並んだ様なケースと比較して非常にコンパクトになっており携帯し易くなっているのも見逃してはいけません。
これだけコンパクトだとバッグに入れて持ち歩いても邪魔にはなりませんし、ビットは磁力でケースに吸着していますのでケースを回した時にビットが落ちたりしない様にもなっていますし、ドライバーの充電もケースにドライバーを入れたままで充電する事ができます。
60種類のビットの内訳
そしてこのペン型ドライバーに付属しているビットの種類は
プラス:PH000, PH00, PH0, PH1
ロングプラス:PH00, PH0, PH1
マイナス:SL1.0, SL1.5, SL2.0, SL2.5, SL3.0, SL3.5, SL4.0
ロングマイナス:SL2.0
六角:H0.7, H0.9, H1.3, H1.5, H2.0, H2.5, H3.0, H3.5, H4.0
ロング六角:H1.5, H2.0, H2.5, H3.0
四角:S0, S1, S2
星形:0.8, 1.2, 1.5
トルクス:T2, T3, T4, T5H, T6H, T7H, T8H, T9H, T10H, T15H, H20H
ロングトルクス:T8H, T10H, T15H
Y型:Y0.6, Y1.0, Y2.0, Y2.5
三角:2.0, 2.3, 3.0
U型:2.6, 3.0
内部フリップ:2.5
丸型:0.8
更に長さ58mmの延長ロッドも付属しており、深く入り込んだ場所にあるネジなども開け閉めし易くなっていますし、複数のロングビットが付属しており深い穴の中にあるネジなども使える様になっており、種類が多いだけでなく使い勝手もよく考えられたビットのラインアップとなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/amarrowmax/ses-nano-mini-electric-screwdriver-pen
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