電動ドライバーや今回紹介するリューターにビットを固定する際にはチャックと呼ばれる固定具を使って固定するのですが、このチャックはネジの様にクルクルと回して締め込んでビットを固定しますので、固定が甘いとビットが材料に食い込んだ際にチャックが滑ってビットが回転しないと言った事が起こります。
ただ電動ドライバーと違ってペン型のリューターのチャックは小さく親指と人差し指で摘まんで回すしかなく、握力の弱い女性や子どもさんですとしっかりと滑らない所まで締め込むのが難しいのです。
そこで今回はツイストロックチャックと言う女性や子どもさんでもしっかりと締め込む事ができるチャックを搭載したペン型リューター「Hanboost S2」をご紹介致します。
ツイストロックチャック
今回紹介するペン型リューター「Hanboost S2」に採用されているビットを固定する為の機構ツイストロックチャックは、一般的なチャックと同じ様にチャック部分の回転させる事で締めたり、緩めたりする事が出来るのですが、テコの原理を使う事でわずか90°回転させただけでビットを開放し交換が可能な他、締め込む際にも反対側に90°回転させるだけなのですが、テコの原理をうまく利用する事でそんなに力を入れなくてもチャックのダイヤルは女性や子どもさんでも軽々と回せ、わずか90°回すだけでガッチリと固定されてビットが引っ掛かっても滑る事はありません。
最大トルク160Nm
次にペン型リューターで問題になるのが、チャックの回し辛さや硬さもそうなのですが、トルクの低さです。
ペン型の場合はモーターにチャックがダイレクトに取付されている場合が多く、リューターは削ると言う作業がメインになるため、モーターの方もスピーディーに削り作業が出来る様に高速回転のものが採用されています。
そのため、モーターは回転数とトルク(パワー)は反比例するため、ヤスリを使っている時は良いのですが、金属などの硬い材料に穴を開ける際にドリルの刃が引っ掛かって止まってしまうと言った事が起こります。
そこでこの「Hanboost S2」では、モーターからチャックへと伸びるシャフトにフライホイールを取り付けフライホイールの遠心力を利用しトルクが確保出来る様に工夫されており、最大トルクは何と160Nmと高く、金属への穴開けなどもドリルが咬んで止まったりする事なく穴開けが出来る様になっています。
そしてまた、このリューターでは3000rpm→5000rpm→10000rpm→15000rpm→20000rpm→25000rpmと6段階にスピードを変える事ができるだけでなく、正回転のほか逆回転させる事も出来ますので、もしドリルが咬んでしまって動かない時は、ドリルを逆回転させて抜く事ができます。
ペット用の爪ヤスリ
そしてこのペン型リューター「Hanboost S2」には合計で54ものビットが付属しており、その中にはドリルビットのほか、砥石、ペーパヤスリ、ポリッシャーなど穴を開けたり削ったりした後に磨き上げるところまで付属のビットで作業できる様に揃えてあります。
またこの54のビットの中には身体の大きさに合わせて使い分けられる様にペット用の爪ヤスリが3サイズ付属しており、伸びた爪なども安全に削ってあげる事ができますので、もし詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/hanboost/hanboost-s2-pro-cordless-rotary-tool-for-diy-creators
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